強すぎた少女パート1【HiGH＆LOW】

広斗と雅貴。コブラたちの話し合い ページ34

｢…｣
自分のバイクに乗って無言で何かを考えている

ブロロッブォンｯ!

｢お前どこいってたんだよ！｣

｢…なぁ雅貴｣

｢こっちはお前大変だったんだからな｣

｢面倒なことになってる｣

｢お兄ちゃんの話を聞きなさい！｣

｢…スモーキーの妹が拉致られた｣

｢あ？｣

｢そいつを助ければ…兄貴のことがわかるかもしれねぇ｣

｢…｣
それを聞いて考える雅貴
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｢…｣
杖を付き足を引きずりながらコブラとヤマトの方を見る

｢｢…｣｣
2人はノボルが来たことに気づいてなく椅子に座って何か考えているようだ

｢大体の事は調べがついたぞ｣
そうノボルが言うと2人はノボルに気づいて立ち上がる

｢ノボル。無理させて悪いな｣

｢いや、この街を守りたいのは俺も同じだ。でもタダって訳にはいかねぇぞ？｣
足を引きずりながらコブラたちのところに来る

｢ちゃんと用意してるよ。ほい、気合いおにぎり｣
ヤマトがテーブルに置いていたおにぎりが乗っている皿を持ってみせる

｢ふっ…。美味そうだな｣
笑ってコブラたちが座っていた椅子の空いてるところに移動する

｢今日のは特別だ｣

｢いつもだろ｣
３人は笑って椅子に座った

ノボルはおにぎりを食べながらパソコン？をいじくりまわす

｢家村会はなんでSWORDを狙っいる？｣

｢いや、家村会だけじゃない。九龍グループ全体が動いてる｣

｢…｣

｢再開発の話は知ってるよな？｣

｢あぁ。商店街は立ち退きの話で持ち切りだ｣
そうヤマトが答えるとノボルがパソコン？をヤマトとコブラに見せる

｢何年か前、無名街をさらちにして巨大カジノを建設する。それと同時に未開発の山王やほかの街も全て新しく作り替えるって話が持ち上がったらしいんだ｣

｢カジノの利権は膨大な金になる。だから九龍はこの島のケツ持ちになるためにMUGENを解散に追い込んだんだ｣

｢それであん時龍也さんたちを…｣

｢やっぱりMUGENの下っ端じゃなかったのか｣

｢うん。証拠はないけど九龍ならやりかねない。それに…たとえ証拠があってもあいつらならどうにかなる｣

｢…まさか｣

｢あぁ。あの刑事と九龍の関係はずぶずぶだ｣

｢あのクソ刑事も絡んでんのか｣

｢でもMUGENが解散したら次はSWORDが出来ちまった｣

｢…それで俺に目をつけたんだと思う｣

｢このままSWORDを潰せば九龍は…琥珀さんの首を狙うはずだ｣

コブラとヤマト、ノボルの推測。山王の決意→←スモーキーの頼みと広斗の頼み

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