帰還 ページ9
よろける煉獄を後ろに突き飛ばした。
煉獄が私の名を叫ぶ。
その声に応えようとした時、猗窩座の跳ね飛ばされ
た膝から下が再生し、今度は私に狙いを定めて拳を
振りかぶってきた。
これはやばいと思った時、陽の光が私たちを照らし
た。
…夜明けだ。
猗窩座は慌てて去り、私は刀を杖代わりにして立ち
上がった。
『大丈夫だよ煉獄、炭治郎君、あと…伊之助君。
善逸君と禰豆子ちゃんを助けてから…帰ろっか』
そう言って笑いかけると、炭治郎君は何故か涙をほ
ろほろ流して私の方に駆け寄って来て、腕の中に私
を閉じ込めた。
『…炭治郎、君?』
炭「あっ、いやっ、その、」
『ふふふっ…別にいいよ』
そのまま抱きしめ返すと、暫く離れてくれなかっ
た。
あとから聞いた話によると、何だか私が居なくなっ
てしまいそうで怖かったらしい。
かっこ悪いところを見せてしまいましたと笑ってい
た。
『善逸君〜、禰豆子ちゃ〜ん、どこ〜?』
禰「むーっ、むーー!」
『あ』
炭「禰豆子!」
善逸君は禰豆子ちゃんの隣で倒れている。
気を失っているようだ。
『すいませーん、隠のみなさーん、来てくださーい
怪我人ですよー』
隠「はいただいま!」
歩く度にヒビが入った足の骨が軋んで痛かったが、
我慢していた。
しかしそれを見事に隠に見破られ、善逸君たちと共
に蝶屋敷に連行されたのだった。
__________
炭「ここで、大正こそこそ噂話!」
煉「Aは、今回の任務で結構怪我をしていたよ
うだ!」
時「右足と肋を何本か骨折に、軽い脳震盪、あと
は…貧血って言ってたよ?」
『ちょっと無理しすぎちゃったかなぁ』
善「Aさん、それはちょっとの部類に入らない
と思うんですけど…」
時「うんうん。A姉さんは怪我しすぎだよ?
気をつけないと」
『わかったよ』
炭「次回、煉獄家!」
『煉獄の家に行くことになったけど…』
煉「父上が心配だな!」
『う…確かに』
時「その前にはろうぃんの番外編があるよ?」
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三三七拍子(プロフ) - サブレさん» ありがとうございます!マジでモチベアップに繋がります!これからも頑張ります! (2019年11月3日 15時) (レス) id: 9b74e616b2 (このIDを非表示/違反報告)
サブレ - めちゃくちゃ面白いです!投稿頑張ってください (2019年11月3日 15時) (レス) id: f23e27acb6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:三三七拍子 | 作成日時:2019年10月22日 21時