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柱命令の一言で体をこわばらせて俯いた炭治郎君。

 まだ炭治郎君には死んで欲しくないから。仕方ない

 のだ。許してくれ炭治郎君。


 猗「己の身に危険が迫っているというのに弱者を

  庇うのか!そんな所もいいぞA!

  そしてお前!見ればわかる!その強さ、柱だ

  な?その闘気、練り上げられている。至高に近

  い!」


 煉「俺は炎柱、煉獄杏寿郎だ」


 猗「俺は猗窩座。杏寿郎、何故お前が至高の領域に

  踏み入ることが出来ないのか、教えてやろう。

  人間だからだ。老いるからだ。死ぬからだ。

  鬼になろう杏寿郎。そうすれば百年でも二百年

  でも鍛錬し続けられる。強くなれる。」

 煉「老いることも死ぬことも、人間という儚い生き

  物の美しさだ。

  老いるからこそ、死ぬからこそ、たまらなく愛

  おしく尊いのだ。[強さ]というものは、肉体に

  対してのみ使う言葉ではない。この少年は弱く

  ない。侮辱するな。

  …何度でも言おう。君と俺達とでは価値基準が

  違う。俺たちは如何なる理由があろうとも鬼に

  はならない。」



 煉獄の言葉は猗窩座の中で何かを切ったようだ。

 煉獄に向けられる猗窩座の視線が変わる。



 猗「そうか。鬼にならないなら、殺す。

  [術式展開 破壊殺 羅針]」


 地面に猗窩座を中心とした雪の結晶のようなモノが

 浮かび上がる。

 煉獄が私の隣をすり抜けて行き、猗窩座に斬りかか

 る。

 しかし難なく躱されてしまった。




 私も何度か攻撃を試みたが全く歯が立たなかった。

 煉「A、少し下がっていてくれ。」

 普段よりワントーン低い声に驚き、大人しく下が

 る。



 炭「Aさん…!!煉獄さんは…」


 『煉獄なら大丈夫。』








 暫く見ていて、もうそろそろ決着が付くだろうと考

 えた時、私は即座に髪留めを解いて刀を握る手と刀

 を固定した。


 炭「あの…何を?」

 『まぁ見てて』


 「術式展開 破壊殺 滅式」

 煉「玖の型 煉獄」



 猗窩座の腕が煉獄の腹部に迫る。


 届きそうになった時、私はその間に突っ込んで腕を

 斬り落としにかかった。

 『全集中 花の呼吸 拾ノ型 柳暗花明!!』


 腹部に手が触れた瞬間、ザンッと重い音を立てて腕

 が斬り落とされる。

 そのまま横に振り、両膝から下を跳ね飛ばした。

帰還→←猗窩座



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三三七拍子(プロフ) - サブレさん» ありがとうございます!マジでモチベアップに繋がります!これからも頑張ります! (2019年11月3日 15時) (レス) id: 9b74e616b2 (このIDを非表示/違反報告)
サブレ - めちゃくちゃ面白いです!投稿頑張ってください (2019年11月3日 15時) (レス) id: f23e27acb6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:三三七拍子 | 作成日時:2019年10月22日 21時

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