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帰還 秘密 時透無一郎side ページ42

宇髄さんによって売られたところから始まって、あ

 る売れっ子花魁の世話係に命じられたこと、その人

 はとても優しくて、かつての姉を思い出したこと。

 …でも、その人は今回戦った上弦の鬼だったこと…

 そして何故か花札が出来なかったことを再認識させ

 られたこと、鬼の妹を連れた隊士や、猪頭の隊士、

 金髪でヘタレの隊士との共闘、鬼に毒を喰らったけ

 ど特に異常は無かったこと。


 時「(A姉さんにはお姉さんが居たんだ…知らな

  かった…鬼の毒を喰らったって、絶対大丈夫じ

  ゃないでしょ…まぁそこが姉さんらしいと言え

  ばそうなんだけど)」


 A姉さんの声を聞いていると、何故か眠くな

 る。

 意識が遠くに吸い込まれてしまうような感覚に陥る

 のだ。


 気がつけば、僕はA姉さんのベッドに突っ伏し

 て眠ってしまっていた。



____________


 【秘密】





 朝日が僕の目を刺して、最悪な朝の迎え方をした。

 目がチカチカして開けられない。

 A姉さんはもう起きているかななんて考える。


 宇「オイA!(コソコソ」

 宇髄さんだ。何やら焦っているみたいだ。

 緊急の用事でもあったのか?


 宇「帰ってきたら話すって言ってたよな(コソコソ」

 『うん。(コソコソ』

 宇「話してくれ。なぜお前は血鬼術を使えたんだ?

  (コソコソ」


 血鬼術!?

 使えた!?

 どういう意味だろう。

 宇髄さんが今話しているのは間違いなくA姉さ

 んだ。お前というのも、A姉さんのことを指す

 のだろう。

 姉さんが血鬼術を?

 いやいや、A姉さんは人間だ。間違いなく。


 『わかった。

  …私が何を言っても大声を出さないでね。い

  い?』



 焦りが占領する頭を落ち着けて姉さんの声に耳を傾

 けた。

 『あのね、私の父様が鬼なんだ。』

 
 驚きのあまり喉が微かにひゅっと音を立てた。

 待って待って、僕はこんなこと知らなかった。

 話してなかったのかな

 それとも、話しては貰ったけどただ単に忘れてしま

 っただけ?

 宇「!?」

 『あ、まぁ、人を喰ったことは無かったから安心し

  て。で、私は父様の血を色濃く受けてしまって、

  そのせいで血鬼術を使えるようになってた。纏め

  たらそんな感じ。』



 鬼の血って、遺伝するものなんだ…

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三三七拍子(プロフ) - サブレさん» ありがとうございます!マジでモチベアップに繋がります!これからも頑張ります! (2019年11月3日 15時) (レス) id: 9b74e616b2 (このIDを非表示/違反報告)
サブレ - めちゃくちゃ面白いです!投稿頑張ってください (2019年11月3日 15時) (レス) id: f23e27acb6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:三三七拍子 | 作成日時:2019年10月22日 21時

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