返り咲き ページ34
炭治郎君の顔に鎌が迫った瞬間、私は手首ごと鎌を
飛ばした。
炭「Aさん!!」
『速く次を!!』
宇「お前ら!!譜面が完成した!!勝ちに行くぞ!!」
血を吐きながら叫ぶ宇髄。
私と二人で攻撃を流しながら、炭治郎君をサポート
する。
宇髄の目を切り裂くところだった鎌の軌道を逸らし
て、その鎌は空を切った。
炭「宇髄さん!!」
宇「止まるな!跳べェ!!」
宇髄が押す鬼に向かって跳ぼうとした炭治郎君の足
を掴んで思い切り投げた。これで届くはずなのだ。
炭治郎君の顎の下に刺さる鎌。
『!!』
炭治郎君はそれにも構わず刀を振りぬこうとする。
助けに行きたいが、もう足がマトモに動かない。
『た、炭治郎、君!!』
膝から崩れ落ちて手を地につく。
ボタボタと傷から垂れた血が地に垂れる。
3人が鬼の首を飛ばし、2人の鬼の体が消えていっ
た。
私は炭治郎君の方に向かってよろけながら走り出し
た。
まだだ。まだ鬼の攻撃は終わってないんだ。
『炭治郎君っ!!!!速く!』
宇「逃げろーーーーーッ!!!!」
宇髄の絶叫を背中に聞き、私は炭治郎君に覆い被さ
った。
血鎌が轟音を立てて弾け、周りをどんどん破壊して
いく。
背中をデタラメに斬りつけられるのを感じながら、
私は目をぎゅっと閉じた。
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三三七拍子(プロフ) - サブレさん» ありがとうございます!マジでモチベアップに繋がります!これからも頑張ります! (2019年11月3日 15時) (レス) id: 9b74e616b2 (このIDを非表示/違反報告)
サブレ - めちゃくちゃ面白いです!投稿頑張ってください (2019年11月3日 15時) (レス) id: f23e27acb6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:三三七拍子 | 作成日時:2019年10月22日 21時