任務 ページ13
部屋を出ると、黄色い何かに腕をガッシリ掴まれ
た。
『うわ!?なっ、何!?…あ、どうしたの?』
蝶屋敷でお手伝いをしている子だ。
「Aさん助けてください!お、女の子たちがっ
攫われますぅぅぅぅ!!」
『はぁ!?叩きのめしてやろ!何処!?つれてって!』
その子に引っ張られて来たのは門の前。
見ると、塀の上に宇髄が乗っている。
……アオイちゃんとなほちゃんを抱えて。
『…宇髄、アオイちゃんとなほちゃんを下ろして』
「そーよそーよ!」
「変態!助平!」
宇「うるっせぇぞてめぇら!!」
『うるっせぇぞじゃないわ!はよ離せやボケ!!』
炭「そうだそうだ!Aさんの言う通りだ!
俺はお前を柱とは認めないぞ!むんっ!」
宇「むんっじゃねぇ!!お前が認めないから何なんだ
よ!! 生意気な下っぱが!!脳味噌爆発してんの
か!?あ"ぁん!?」
未だに2人を抱えたまま叫ぶ。
宇「俺は任務で女の隊員がいるからコイツらを連れ
てくんだよ!!継子じゃねぇやつぁ、胡蝶の許可
を取る必要もないからな!!」
『だったら私を連れていけばいいでしょ!?
まず、なほちゃんは隊員じゃないから!よく見な
よ!隊服着てないでしょうがバカ!アオイちゃん
も降ろして!』
宇「じゃあ代わりにお前連れてくわ」
ポイっとなほちゃんを落とすが、アオイちゃんは下
ろさない。
私はその下に駆け込んでなほちゃんを無事キャッチ
した。
炭「何するんだ人でなし!」
な「わああん!!落とされましたぁ!!」
『同僚がごめんね?あの人でなしは後で絞めとくか
らね』
宇「とりあえずコイツは連れて行く。役に立ちそう
にもねぇが、こんなのでも一応隊員だしな」
『なっ、アオイちゃんは…』
炭「人には人の事情があるのだから無神経に色々つ
つき回すな!」
この一言に、宇髄はやれやれとため息をつく。
宇「ぬるい。ぬるいねぇ…こんなザマで地味にグダ
グダしているから鬼殺隊は弱くなってくんだろ
うな」
炭「それならアオイさんの代わりに俺たちが行く!
Aさんと同行する!」
伊「今帰って来た所だが、俺は力が有り余ってる!!
行ってやってもいいぜ!」
善「ア、アアアアオイちゃんを放してもらおうか。例
えアンタが筋肉の化け物でも俺は一歩もひひひ引
かないぜっっ」
128人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
三三七拍子(プロフ) - サブレさん» ありがとうございます!マジでモチベアップに繋がります!これからも頑張ります! (2019年11月3日 15時) (レス) id: 9b74e616b2 (このIDを非表示/違反報告)
サブレ - めちゃくちゃ面白いです!投稿頑張ってください (2019年11月3日 15時) (レス) id: f23e27acb6 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:三三七拍子 | 作成日時:2019年10月22日 21時