彼女の秘密

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-JK-

担がれて大人しくなったヌナを廊下にあるソファーにおろす。

『いだっ！』

あ、手が滑った。

『もうちょっと優しくおろしてくれても、』

JK「思ったより重くて」

『おい』

JK「冗談ですよ、すいませんでした。笑」

未だに涙を目に溜めながらキッと睨んでくる。

全く怖くないし、それが男にとって逆効果って分からないのかな。

『…なに、人の顔ジロジロみて』

JK「酷いか…、いえ何でも」

『今酷い顔って言おうとしたでしょ。
もうほとんど言っておいて誤魔化しても無駄だし』

はぁ…とため息をつくヌナの隣に腰掛ける。
涙を拭いながら「あー…何泣いてんだろ…」と落ち込み出したヌナ。

ほんとに一人で忙しい人だな…笑

笑ったり怒ったり落ち込んだり。
この人の人生は大変そうだ。

そう思うと同時にどこかで湧き上がる好奇心。
今までいなかったタイプの人だからなおさらだ。

JK「…で、ユンギ ヒョンの態度が嫌だったんですか？」

『いや、なんかイライラして』

JK「イライラ？」

『イライラが爆発して勝手に涙が出てきたの。
…なるでしょ？』

JK「なりません。」

『…あ、そう。
でもあの態度は失礼でしょ！
私がどれだけ気にしてたかなんて絶対気づいてない…』

連れ出したのはいいけど、
あんまり面白くはないこの話。

まぁユンギ ヒョンが原因なんだからユンギヒョンの話になるのは当たり前なんだけど。

"どれだけ気にしてたかなんて"

JK「ヒョンはああいうサバサバした性格です。
気にする方が損ですよ」

『もう損したよ』←

JK「他のことを考えたらどうですか？」

『他の事、』

JK「例えば、









俺のこと、とか」

『……へ？』

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