040→ ×紫 ページ40
今日は仕事も休みで1日offの日。
最後の仕事が地元の近くやったから
そのまま家に帰ることにした。
崇裕「ただいまぁ」
玄関を開けるといつもはオカンが出迎えてくれるのに家の中はｼｰｰﾝっとしてて
崇裕「連絡したのに、なんやねん」
久しぶりに顔出したのに。ってちょっとボヤきながら靴を脱いで廊下を歩いてくと
奥のリビングからオカンと誰かの笑い声が聞こえてきてソっとドアを開けると
オカン「あぁ、おかえり」
海琴「おかえりっ！遅かったな！！」
崇裕「は？！」
状況が理解出来んくて、ぽかーんとしてると
よいしょっとオカンが立ち上がって
オカン「何アホな顔してんの」
そう言いながらおれの横を通り過ぎる。
崇裕「なんでおんの？笑」
やっとの事で出した言葉に
海琴「なんでって、、。暇やった、から？」
なんて気の抜けた答えを返してくる。
崇裕「いや、暇やからっt」
オカン「うるさいねん、あんた！ごちゃごちゃ言いなっ、」
崇裕「いや、でも」
オカン「ええやないの、お父さんとあんたとおっても華が無さすぎて気分悪なるんやから」
崇裕「いやそういう問題じゃなくてさ」
オカン「別に初めてやないんやし、、。な？」
海琴「そーですねっ」
オカン「ほなオカン買い物行ってくるからっ」
海琴「手伝わなくて大丈夫ですか？」
オカン「ええよええよ、せっかくの休みなんやからゆっくりしてき」
海琴「ありがとうございます^^*」
オカン「あんたは畑、耕してきて」
崇裕「え」
オカン「ごちゃごちゃ言いなっ、はよ行くっ」
ほんまに訳分からん。
なんでおんの？
初めてちゃうって、おれが居らん時も来てんの？！
海琴「手伝うよ」
崇裕「あぁ、大丈夫やで」
海琴「怒ってる？」
崇裕「なんで怒んねん。笑 びっくりしたけど」
海琴「あたしの家、帰られへんからさ」
崇裕「、、。いつでも来てええよ、ええけどせめて一言言うて？笑」
海琴「うん、ありがと」
海琴の家の事情を考えたら実家に帰らずにおれの家に帰ってる方が安心やと
正直納得してしまった。
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作者名：だいきょのみ | 作成日時：2018年11月10日 23時
