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海琴「なぁ、昨日の話するんやろ？
こんな雰囲気でする話ちゃうやん」
大毅「しゃーないやろ。芸能人が変装もせずに居酒屋行けるか」
海琴との話し合いの席を設けた場所は
プロポーズでもするんかってくらい気合いが入った店やった。
「ほら、夜景が綺麗やねー」とか言うてまいそうな店。
海琴「居酒屋くらい変装無しで行くで、あたし」
大毅「いっつもそう、お前は」
海琴「なにがよ」
大毅「周りの迷惑考えんと好き勝手やって」
海琴「なんなんその言い方」
大毅「足のことやって。ケガしてんのに迷惑かけたくないから隠すのはちゃうやろ」
海琴「だって仕事やんか！それもファンのみんなも待ってるねん、そんなんで休めへんよ、、足引っ張られへんっ」
大毅「んじゃ、骨折れたって瞬で引っつけるくらいの気合いで行けよ」
海琴「そんなん出来るか！」
大毅「なら、おれ達メンバーが引っつくまでの海琴の骨になるしかないやん」
海琴「だって、、」
大毅「誰も置いてかへんから、、。
もっと頼ってや、」
海琴「だって、、。
ただでさえ
あたしは女やしメンバーと比べたら出来へんこともめちゃくちゃあるし、やからってそれを言い訳にみんなの足を止める訳にも行かへんし、っ
そう思って努力してもやっぱり足引っ張ってんねん。
だから、ケガなんかでっ、ケガなんかで立ち止まりたくないの、っ、」
海琴の思いはメンバー全員分かってた。
そりゃ10年以上一緒におったら
気付きなくなくても気づかれたくなくても分かってまう。
大毅「アホやなぁ」
海琴「なんで笑うんよ、」
大毅「誰が止まるなんて言うてん。おれ達はただでさえ顔もそない良くない。ジャニーズのギリギリで生きてるような奴らやで？
止まったら終わりやん。
みんな何かしら欠けてんねん。
それをお互いに支えあって進んできたんじゃないん？」
海琴「でも、あたしには足りへん物が多すぎるっ」
大毅「そーや。でも、逆に女じゃないと持てへんもんを持てるのもこの周りでは海琴だけやで？
そんなんも分からんと今まで来たなら
アホやで。ほんまに」
海琴「っ、あほあほ言わんといてっ」
大毅「アホ。笑」
海琴「うるさい。でも、ありがと」
大毅「おぅ」
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作者名：だいきょのみ | 作成日時：2018年11月10日 23時
