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5話 ページ5

「それで、その時の一二三さんが…」


少年は楽しそうに伊弉冉一二三の話を続ける。


小生に向けられている笑顔は、小生へのものでは無い。
案外、大した想い入れがなくたって嫉妬を覚えるものなのだ。


まさかそれをこんなタイミングで知るとは思わなかった。ある意味、この少年には感謝しなくてはならない。


「夢野先生?聞いてます?」


テキトーに相槌だけ打っていたことがバレてしまったらしい。少年が訝しげに聞いてきた。


駄目だ。そうしている間にも意識が少年とは別に行ってしまう。
日常会話でこんなに混乱させられたのは初めてだ。


やはりこの少年は特別だな。


などと考えていると、地面が揺れたかのような衝撃を受け、後ろに倒れ込んだ。


少年は慌ててしゃがむと大丈夫ですか?と顔を覗き込んでくる。


少年の平然とした姿から、揺れたのは地面ではなく自分だと分かった。


少年は小生の額に手を当てると、驚いたように目を見開き「熱があります!」と忠告する。


通りで先程から頭が朦朧とするわけだ。


「お送りします…」


と言う少年に甘えて、自宅まで連れていってもらった。


家には居候の帝統が居るので看病してもらう事にし、少年には帰ってもらった。
まあ、あの馬鹿の事なのでまともな看病が出来るのかは分からないが。

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まぁにゃん(プロフ) - りっぴょんさん» そう言って頂けると嬉しいです!更新頑張ります! (2019年12月8日 12時) (レス) id: 4f60f06f3d (このIDを非表示/違反報告)
りっぴょん(プロフ) - 文章が読みやすく惹き込まれます。続きを読む手が止まらないっ…!!お気に入り登録させて頂きました。 (2019年12月8日 12時) (レス) id: d00b99b79a (このIDを非表示/違反報告)
まぁにゃん(プロフ) - 。#vll さん» ありがとうございます!今直してきました! (2019年12月8日 8時) (レス) id: 4f60f06f3d (このIDを非表示/違反報告)
。#vll - あの、四話のホストをやれなくもないだろうが。の「だ」が「ど」になっています、僕の勘違いかも知れません。作品はとても面白く続きを楽しみにしています!応援しております! (2019年12月8日 2時) (レス) id: 01ebef5845 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:まぁにゃん | 作成日時:2019年12月5日 23時

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