3話 ページ3
夢野side
「じゃあ、今から小生の家に行きましょうか」
そう言えば、少年は戸惑いながらも小生の後を付いてきた。
「ヒプノシスマイクを見たことはありませんか？」
「ないです」
彼は小生の一歩後ろを歩いていた。
小生を敬うという意味よりは、小生から遠のこうという意味が強いのかもしれない。
あるいは後天的に植え付けられた癖なのかもしれないが……。
「あれ？知友クンじゃん」
後ろからどこか聞き覚えのある声がした。
小生が無意識に表情を引き攣らせてそちらを向くとそこにはシンジュクのホスト、伊弉冉一二三の姿があった。
「何故あなたがシブヤに？」
嫌味を垂らしながらそんな事を言ってやろうかと思ったが、それを遮る声があった。
「一二三さん！！」
夏野坂知友の声だ。
しかし全く違う物のように聞こえる。
「お久しぶりです！」
と挨拶する彼の表情は小生には向けない、屈託のない笑みだった。
「よー、おひさー」
何故この男が少年と関係を持っている？全く合わない人種に見えるが。
「あ、夢野センセーもいんじゃん」
ついでのように言うなクソホスト……とでも言ってやりたいが、少年がいる手前下手なことは言えない。
「あ！俺っち独歩を待たせてるんだった！」
聞いてもいないのに1人でそう言うと、伊弉冉一二三は手を振ってかけていった。
その後を少年は笑顔で見送っていた。
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まぁにゃん(プロフ) - りっぴょんさん» そう言って頂けると嬉しいです！更新頑張ります！ (2019年12月8日 12時) (
レス) id: 4f60f06f3d (このIDを非表示/違反報告)
りっぴょん(プロフ) - 文章が読みやすく惹き込まれます。続きを読む手が止まらないっ…！！お気に入り登録させて頂きました。 (2019年12月8日 12時) (レス) id: d00b99b79a (このIDを非表示/違反報告)
まぁにゃん(プロフ) - 。＃vll さん» ありがとうございます！今直してきました！ (2019年12月8日 8時) (レス) id: 4f60f06f3d (このIDを非表示/違反報告)
。＃vll - あの、四話のホストをやれなくもないだろうが。の「だ」が「ど」になっています、僕の勘違いかも知れません。作品はとても面白く続きを楽しみにしています！応援しております！ (2019年12月8日 2時) (レス) id: 01ebef5845 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まぁにゃん | 作成日時：2019年12月5日 23時
