9人と6人 ページ41
松村side
松村「ちょっと樹先輩！」
名前を呼んでも振り返らない。
Snow Manの渡辺さんと絶対何かあったに違いない。
京本「はあ、やっと追いついた」
田中「触んな！」
京本先輩が樹先輩の肩に手をのせると樹先輩はそれを拒んだ。
珍しい…いつもはデレデレなのに。
田中「あ…ごめん」
�眞蓮峅燭�あったんですか？」
田中「なにも」
森本「この状況でその嘘通じると思ってるんすか？」
慎太郎の言う通りだ。
樹先輩ってほんと変なところで頑固。
ジェシー「まあまあ、とりあえず学校戻りましょ」
少し、というか今回は大分だけど場がピリついた時、
落ち着かせるのはいつもジェシー。
でも、今回は、
ピリつきはなくなったけど、気まずい雰囲気はそのまま。
でも、すごいよ、ジェシー。
SixTONES史上最高に静かな状態で学校に戻り、
楽屋のソファに腰をかけた。
松村「で、何があったんですか？渡辺さんと」
名指しで話を切り出した。
そうじゃないと絶対この人言わないから。
田中「しょうもない話だよ？あいつに告られて、振って、それから気まずいってだけ。」
正直、ほんとにしょうもない話だと思った。
思ったけど、でも、これがたぶん、
女と男の違い。
第一、樹先輩は振った方だから、だから、
松村「えと…」
田中「俺が悪いんだよ」
京本「悪いとか、なくない？」
田中「告られて、振って、それだけだったらただの中学のときのちょっとした悲しい恋バナ。気まずい理由は俺があいつを避け続けたから。」
渡辺さんは告白で振られたあとも今まで通り樹先輩に話しかけていたらしい。
話せばいいじゃん。
なんで、話さないの。
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作者名：しにゃん
| 作成日時：2020年12月28日 23時
