季節はずれの雪を降らすのは… 【Snow Man】【SixTONES】 (ページ40)

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9人と6人ページ40

渡辺side

楽屋にみんなが集まった。

阿部「今日はお疲れさまでした！ライブ成功してよかったですね！」

岩本「だな」

うわぁ、気遣われてる。

後輩に気遣わせんなよ…。

渡辺「ごめんね…私」

ラウ「どうして謝るんですか？」

渡辺「私のせいでせっかくライブ成功したのに、今、空気悪いから」

阿部「いいえ、私たちの方がごめんなさいですよ」

ニコッと微笑んで私の隣に座った亮果。

なに、なんか…あざと…。

じゃなくて、

渡辺「どういうこと？」

阿部「翔宇先輩が悩んでたこと全然気づけなかったから…。」

渡辺「いや、気づけなくて当たり前。私は隠すつもりでいたから」

阿部「でも…じゃあ、教えてください。Snow Man、隠し事はナシにします！」

張り切ってそう宣言。

頭良いのに、純粋過ぎてバカ。

いい意味で重い空気はぶち壊れて、

渡辺「じゃあ、打ち上げの時に話すよ。お前ら、笑えよ？笑」

と、おちゃらけた。

涼子は一瞬不安そうな顔をしたけど、

宮舘「ほんと、今思えば笑い話か」

と、笑顔になった。

そう、その通りだ。

中学生が中学生らしく恋して失恋しただけ。