9人と6人 ページ30
目黒side
岩本「よし！！」
佐久間「はぁ〜！6曲全部終わった〜！！」
2日で見事に鬼固めまで全曲終わった。
鬼固めしてからライブ通り最初から通しても問題なし。
岩本「とりあえず明日は自主練にします！休憩とかも自由にとって自分のペースで練習してください！」
8人「はい！」
岩本「今日は早めに終わります！」
ありがとうございました！
と、全員の声が響く。
ちなみにレッスンは屋上ですることにしたから、
響く声が心地いい。
ラウ「あ〜！達成感はんぱない！」
向井「ほんまそれ！レッスン始まって2日しか経ってないのに！」
阿部「頑張った証拠ですね！」
ラウと康羽と話しているあべちゃん。
1年生2人は自分の荷物をまとめて帰る準備をしているのに
あべちゃんは一向にその仕草をしない。
私は3人の元へ行った。
ラウ「あ、お疲れ様です！」
目黒「うん、お疲れ様」
向井「お疲れです！」
阿部「めめ、お疲れ様です」
目黒「うん。」
深澤「お先〜！」
佐久間「待てよ！ふっか！」
岩本「いや、2人とも待てよ！」
渡辺「カラオケ行こかな」
宮舘「勉強…ね？」
渡辺「あーはいはい。おつかれーっす」
宮舘「お疲れ様」
4人「お疲れ様でした！」
みんな騒がしく帰っていき。
その流れで1年生も帰っていった。
やっぱりあべちゃんは動こうとしなかった。
目黒「帰んないの？今日疲れたでしょ？あべちゃん、休憩時間も練習してた。10分間の休憩で私らは5分間くらい。でもあべちゃんはずっとしてたし。」
阿部「それくらいの実力なんですよ、私は。休憩無しでやらないと…追いつけない。なので、練習しようと思いまして！」
キラキラと純粋な笑顔。
その笑顔に見とれているとパッと目の前から消えた。
そして、曲が聞こえた。
目黒「あべちゃん…」
踊っているあべちゃんはとても綺麗。
ゆるふわな三つ編みは元気にはじけ、
夕日に染まる瞳はどんな星よりも輝き、
手先までしなやかで、少し硬い体が不器用で天然なあべちゃんらしい。
完璧だよ？
阿部「あ、めめ？」
だから私は曲を止めた。
阿部「な、なにかいけないところありました？」
目黒「ないよ。」
阿部「じゃあ、なぜ止めるのです？」
目黒「完璧だったよ？とても。ダンス苦手な私が言うことじゃないけど、ダメ出しするとこなんて一切ない」
阿部「……」
目黒「あべちゃん…？」
阿部(ﾌﾗｯ)
ﾊﾞﾀﾝ
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 236人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：しにゃん
| 作成日時：2020年12月28日 23時
