メンバー探し ページ14
問題は残り4人。
一体誰なんだ…？
阿部「メンバー探しはそう急がなくても大丈夫だと思います。今日はSixTONESの放課後ライブ行ってみませんか？」
会長のその一言でメンバー探しは明日することに。
そして今六音学園の特設ステージの客席にいる。
雪音女学園の生徒もちらほらいた。
岩本「私、こういうライブ初めてだわ」
深澤「私も」
佐久間「佐久間さんも…人、多いなぁ。あべちゃんは初めて？」
阿部「いいえ。めめと一緒に去年、嵐さんのライブに行きました。」
嵐…すごく有名な5人組の国民的アイドル。
どんなライブだったのか普段の会長とは思えないほどのはしゃぎ具合で話してくれた。
岩本「すごい…私たちもそうなれるのかな…」
阿部「スクールアイドルから国民的アイドル！ステキな目標ではありませんか？」
全員頷いた。
1年の時もそして今年も、あまり関わりがなかった私たちに
共通の目標ができた。
絶対、素敵な未来があると確信した。
(ｷｬｰｰｰ!)
オープニングムービーが始まったと同時に
耳が潰れるくらいの歓声。
「やばい！やばいて！超かっこいいやん！」
「康羽！私泣きそう〜」
泣いちゃっている子までいる。
あ、あの子同じ学校…。
「うわ、樹がアイドルしてる。信じらんないわ」
「ほんとだね。すごく不思議。」
え、知り合い…なのかな…。
あの人も同じ学校だ。
佐久間「すげえ！すげー！！めっちゃかっこいい！！」
深澤「ｷｬｰｰｰ!ジェシーちゃんいい男ー！！」
目黒「(引)」
おいおい、副会長引いてんぞ…。
確かに、かっこいいけど…。
岩本「落ち着いてくれ」
阿部「いいではないですか。ライブですから。ライブははしゃgあ！さっきのこーちくん見ましたか？！投げキッスというものをしましたよ？！」
岩本「…」
目黒「はっ！絶対にこーちくんというやつに会長は渡さない！！」
会長も副会長もこんなにはしゃぐなんて…。
いや副会長ははしゃいでるとかじゃないけど。
でも、アイドルってほんとにすごい。
歌って踊ることはしんどいはずなのに、
笑顔で、お客さんを喜ばせて、
自分たちも楽しんで。
岩本「来てよかったね」
阿部「勉強になりましたね」
佐久間「やばいよ、相当テンションあがった！！」
深澤「みて！うちわ！！」
目黒「買ったんだ…」
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作者名：しにゃん
| 作成日時：2020年12月28日 23時
