暗殺者やってます【ONEPIECE】 (ページ42)

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その火拳を追い掛け女はやってきたらしい

その後、うちのクルー共はなぜかこいつを大変気に入ったようで宴だ宴だと騒いでいた

勝手にやってろ

宴会中、端の方で騒ぐクルーを他所に女が近付いてくる

『君のクルーは頼もしいね。』

突然何を言い出すんだと顔を見る

『彼らもう私が死神だと分かってるはずなのに怯えることもしないなんて。』

ﾛｰ「ﾌｯ、うちのクルー甘く見ない方がいい」

『うん、十分分かった』

『明日には海へ出る。1秒でも早く追いつきたい』

別にだからなんだ、としか思わなかった
そらそうだろう。こいつは居座ってるだけだからな

ただ思うことがあるとするなら、1度本気で闘いたいと思う

『…ロー、あなた戦闘好きなの？顔に出てるよ』

戦ってみたいってね、と覗き込んでくるその顔はやけに俺をその気にさせる悪い笑だった

ﾛｰ「負けると分かってる闘いをするバカは居ねぇ。……ただ、今度会った時は戦ってみたいもんだ」

『うん、いいね！ローはまた会えそうな気がする！その時までに強くなっててね！』

歳下のくせに生意気だな

ﾛｰ「A」

初めて女の名前を呼んだ

女はなに？と振り返る

ﾛｰ「男を追っかけるのに飽きたら何時でも来い」

女はふふっと笑って

【じゃあそんな時一生来ないね】

と、なんとも追いかける立場のくせして幸せそうに笑うのだと思った

そしてむしろ面白いと、追いかけたいと思ってしまったのは悔しくも俺の方だった

予定通り、Aは翌朝自前のボートで海を出た

二日酔いかで顔色は悪く今にも吐きそうな顔をしていたがきっと止めても無駄だろう

ﾍﾞﾎﾟ「また来てくれよぉ泣」

ｼｬﾁ「何時でも待ってんぞ」

頭を抑えながら手を振る彼女

白ひげ海賊団

なんてとこにいるが海賊をやる上で避けては通れない高い壁、いつかはぶつかる

その時追っかけている男(エース)から奪ってやろう

なんせ俺達は海賊だからな

ﾍﾞﾎﾟ「ねぇキャプテンが悪そうな顔してるぞ？」

ﾍﾟﾝｷﾞﾝ「こらベポ！バラされたくなければ見るんじゃない！そっとしておけ！」

ｼｬﾁ「そうだ！キャプテンにも春が来たんだからよ！」

……Room

「「「ぎゃあああ」」」

『なんか悪寒が……さては誰か噂してるな？』

次の目的地は何処へ…