暗殺者やってます【ONEPIECE】 (ページ17)

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あの後隊長の名前を教えてもらい、私はエースの眠る部屋へと足を運ぶ

が、誰かに止められた

『えっ、と…』

確かこのパイナップルみたいな人って…あ、マルコさんだ

ﾏﾙｺ「怪我したままだよぃ、手当て受けてないだろぃ」

私は咄嗟に腕を隠す

『別に、私大した怪我じゃないですし、それなら仲間の手当てしてほしいだけです』

それに、この船に世話になるわけにはいかない

少なからず、敵船であることには変わりない

ﾏﾙｺ「もうお前も俺達の仲間じゃねぇかよぃ」

仲間…本当にそうだろか

少なくとも、私以外の仲間なら受け入れられるだろう

でも私は違う

この船の隊長じゃない、もっと下っ端の連中は私を見て怯えているのを知っている

あいつは"死神"いつ殺されるか分かったもんじゃない。と

人を殺る為でなく、仲間を守るために使いたいこの能力を仲間に怖がられてちゃ仲間もクソもない

『とりあえず、ほっといて下さい』

ﾏﾙｺ「…お前」

掴む力が抜けたのを見て振り払い部屋に入った

ベッドで眠るエースの横に座り膝を抱える

『エース…私は、本当に生きてていいのかな』

その言葉に返答は無かった
勿論眠ってしまっているから

色々と考えていたら私も眠ってしまった

『んー…ここ、は…』

目を開けると見慣れない部屋

あ、そっか、昨日白ひげ海賊団の船に…
後ろで寝てるエースはまだ起きる気配はない

他の仲間の様子も気になるし、外へ出るか…

ｶﾞﾁｬ

ﾏﾙｺ「ん、起きたかよぃ」

ドアを開けると壁にもたれかかっていたマルコさん

『なんでここに』

するとさも当たり前のように、手当てしてねぇからな、と手を取り連れていかれる

『ちょっと私は大丈夫ですから』

ﾏﾙｺ「ちなみに他の奴らの手当ては終わってる、Aだけだよぃ」

昨日断ったことまだ根に持ってんのか?!

でもこれで断る理由が完全に絶たれた為大人しく医務室に向かう

ﾏﾙｺ「女が傷なんて作るもんじゃねぇよい」

『それはお宅の大将に言ってください』

ﾏﾙｺ「…家族にならなぃのかい」

それは私が決めることじゃない

『そもそもこんな危ない私に海楼石の錠も無しで良いんですか』

ちょっと自由すぎません?と言う

ﾏﾙｺ「家族にそんな真似する訳ねぇよい」

『…貴方は受け入れても、他の人達は"死神"を仲間なんて認めないんじゃないですか?』

人は皆マルコさんみたいにはいかない

でも彼はなんだその事か、みたいな顔をする

え?