暗殺者やってます【ONEPIECE】 (ページ16)

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私は白ひげに背を向けエースの容態を見る

もう白ひげは敵意すらも無くなっていたから今更私達を倒そうなんて思ってもいないはず

白ひげは本当に威勢のいい小僧だ、と笑っていた

とりあえずはやく怪我の手当てをしないと!!

すると後ろの方から仲間の声が聞こえてきた

船員「エース!!A!!大丈夫か!!」

『みんな!!』

やっぱり彼らは逃げなかった

ﾃﾞｭｰｽ「船長は気を失ってるのか…」

船員「こんの…やれぇ!!」

ﾃﾞｭｰｽ「おい待て!!」

敵討ちをしようとしてるのか、いっせいに飛び出す仲間達

『まって!!この人達は私達を倒すつもりなんて!!』

そんな言葉も聞こえてないのか斬り掛かる仲間

流石にそれに止めに入ったのはあっちの仲間達だった

そしてどんどん倒されていく

もう、やめて…
せっかく仲間を守ろうとしたエースの気持ちはどうなるの

これを止める方法は私には1つしかない

『"死の領域(デスゾーン)"』

全員を囲う程が大きなサークルを作る

白ひげ「やはり能力者か…」

このサークルの中では私が絶対だ
全員の命を私が持っているのと同じだ

『みんな、もうやめて。これ以上失いたくない!!』

私の叫びを聞いてどんどん闘うのを辞める皆
それを見てから私はサークルを消す

ﾃﾞｭｰｽ「よくやった、これでけが人を減らすことが出来た」

『うん、これしか分からなかった』

上出来だ、と褒めてくれる

そして私はもう一度白ひげの方へ向く

『こんな"死神"である私を見ても、貴方は仲間にしたいですか』

すると白ひげは真剣な顔して

白ひげ「仲間じゃねぇ、もう家族だ。それと死神なんか言うんじゃない、俺の娘だ。」

『!!』

この人は信じてもいいのかもしれない
それを決めるのは私じゃないけれど

『お願いします、エースと仲間の治療の為船に乗せて下さい』

頭を下げると隣でデュースも頭を下げる

白ひげ「顔上げな、皆俺の家族だ船に乗るのは当たり前だ」

そう言って笑ってくれた

それからは白ひげの仲間に運ぶのを手伝ってもらっていたら気づけば海に出ていた

これが、吉と出るか凶と出るか
それはきっとエース次第なんだ

エースと数人の仲間は部屋で眠っている

私とデュースはこの船の仕組みを聞かされていた

『いや、私達まだ仲間になった訳じゃ…』

ｻｯﾁ「この船に乗ってりゃ皆仲間さ」

フランスパンみたいな頭をした男がそう言っていた

家族…その言葉はエースと私には辛いものだな。