暗殺者やってます【ONEPIECE】 (ページ12)

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『あっちぃーーー』

ｴｰｽ「情けねぇぞお前らこんな暑さでやられてんじゃねぇ」

『エースは黙ってて』

いーよな炎人間は、こんなの屁でもないんだろ

私達なんて暑さで死にそうだ

ここはこの前いた冬島と打って変わって夏島だ

ﾃﾞｭｰｽ「船長、あと3日ありゃログは溜まる、それまで停泊だ」

ｴｰｽ「そうか、分かった!!じゃあそれまで街を探索だ!!」

船員全「おぉー」

皆意気込むが、暑さにやられてひょろひょろとしている

ｴｰｽ「よしっ!!A行くぞ!!」

ちょ、ちょっと待って、せめて水飲ませて!!

そんな願いも虚しく、担がれ船から降ろされビューンと走っていく

『私絶対乗る船間違えた…』

もうどうにでもなれと思いながら大人しく担がれていた

『結局は飯か』

ｴｰｽ「ほののめひうへぇぞ(ここの飯うめぇぞ)」

お前も食べろよ!!と勧めてくる

『はいはい、まず飲み込んで、口元汚いよ』

彼に呆れながらも料理を口にする

『…んっ!!美味っ!!なにこれ』

いや想像以上に美味しくて驚いた

ｴｰｽ「なっうめぇだろ?!」

なんでエースが自慢してるのさ

手が止まることを知らない

『フゥ…食べた食べた』

ｴｰｽ「んじゃそろそろ行くか!!」

そうだね、と返事をして席を立つ

『おじちゃんごちそうさま』

ｴｰｽ「美味かったぜ!!また来る」

お礼を言うと店長は嬉しそうにしていた

にしても…

『また金が無くなったよ…ほんと私達やっていけてるのが不思議だよ』

ｴｰｽ「ほんとなんでそんな金無くなるんだろうな」

『お前だよ!!』ﾍﾞｼｯ

本気で不思議そうにしてたから1発頭を引っぱたいてやった

ｴｰｽ「なんで…」

全く…無自覚にも程がある
こんな手のかかる船長はどこ探してもなかなかいないと思う

『さーて、次は私の買い物に付き合ってよね』

そう言って後ろを振り返る

…振り返る

…いない

…いない

『えっなんで?!今さっきまで喋ってたよね?!むっちゃ独り言みたいになってたやん』

恥ずかしいわエースは消えるわなんなのさ

一瞬目を離した隙にコレだ

もう一度言っておこう…

『私絶対乗る船間違えた!!』

もういいや知らん

てなわけで、エースを探すことはせず1人呑気に買い物を楽しんだ

男「あ、もしかしてあんた"死神"か?」

聞き慣れた私のふたつ目の肩書きが聞こえ振り返る

男「やっぱりそうか、なら頼みたい事がある。この男をやってくれ」

報酬はたんまりする。と言われ、久しぶりだしいっかと思い交渉した