音駒にもマネージャーはいるんです!!【HQ】

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『黒尾さん。』


黒尾「んー？」



ただいま研磨を探し街中を歩いてるのだが



『あの、近くないですか？』


黒尾「そぉー？」



もう肩が触れ合う距離で歩く黒尾さん



『そぉー？じゃないですよ！もう…。ってなんで寄ってくるんですか!!』


私が離れると面白がってまた寄ってくる黒尾さん
近寄らないでっ!!と叫ぶ




黒尾「Aちゃーん、それほんとキモイみたいに聞こえるからw」




あながち間違ってないんじゃないか…




黒尾さんの少し後ろに下がり距離をとる
時たま後ろを振り向く黒尾さんに軽く威嚇する



黒尾(…ｼｬｰｯみたいな効果音つきそうだな。猫かよ)




黒尾「俺が悪かった、だから隣歩いてくれお前も迷子になられたらたまったもんじゃねぇ」



『……私子供じゃないですもん。なりませんよ』


と、素直に再び隣に並ぶ






少し歩いてると、見知った色の服



『あ、』


黒尾「ん？お、いたいた」




少し先に金髪プリン頭がいた。と、その隣にはオレンジ色の髪色の男の子




『私夢でも見てるんですかね』



黒尾「いーや、どうやら夢じゃないっぽいよ」


目を擦ってみてもどうやら見間違いではないらしい









『うちの研磨君が仲良くお喋りしてらっしゃる?!』



と、今年2番目ぐらいの驚き



誰だあの子は?!うちの研磨君と仲良くしてくれる有難い感謝





そっと近付くとなにか話してるようで


「研磨の学校強い？」


孤爪「んー、どうだろ。昔強かったらしいけど１回衰えて…」




その話に私たちは足を止めた




孤爪「でも最近は……






強いと思うよ」








ジーン。その一言に心がゆっくり温まっていく感覚





『なんか、嬉しいですね』


黒尾「あぁ、そうだな」



隣の黒尾さんもいつもの胡散臭いではない優しい笑みを浮かべてた







黒尾「研磨！」

『けんまー！』




その声に2人はこちらを向く





孤爪「クロ、A。」


研磨はゲームを片して寄ってきた



孤爪「じゃあ、またね。翔陽」



と手を振る研磨に、不思議そうな翔陽？君









黒尾「勝手にフラフラすんな」


孤爪「ごめん」


黒尾「知らない土地なんだから。それにしても珍しいな。研磨が仲良さそうに話してるなんて。こっちに知り合いがいるわけでもないだろうに」



『ホントだよ！珍しいね！何友達？ゲーム?!バレー?!』



孤爪「A、うるさい」


『えぇっ！探しに来てあげたのに、?!』



孤爪「…ありがと。」


あ、許す

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