音駒にもマネージャーはいるんです!!【HQ】

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次の試合は烏野ＶＳ伊達工



と、隣のコートでは青葉城西が戦っている


私は不本意だが少し興味はあるので烏野の試合を見ながら隣の青葉城西も見ている



伊達工相手に最初は空気が重たかった烏野も夕のタフさでテンションを取り戻したようにも見えた



試合が始まり、日向影山の変人速攻は直ぐに相手の青根？って人に捕まった


でも最強の囮という武器をめいいっぱい使っているようだ



アタックをしてもさすが伊達の鉄壁
ブロックがすごい。必ず2枚はついてくる


うちもレベルの高いブロックだと思うけど、これには負ける。勉強になるなぁ


ふと試合を見てて気付いた


『あ、夕…ブロックカバーすごい上手くなってる。』


中学の頃より断然
会ってない間に夕はどんどん成長して、私からどんどんその背中が離れていく




『すごいなぁ』




上から見る夕の後ろ姿がこんなにもかっこいいなんて、ここからじゃないと分からなかった




隣のコートの青葉城西の試合は、順調に進んでるみたい




及川「岩ちゃん！」


『?!』

及川さんから上がるそのトスは、多分私が見た中で1番



『綺麗…』




そしてそのトスは岩泉さんによって綺麗に決まった


流れるような綺麗なトス、それでいてスパイカーの力が最大限に引き出されている



まさに理想のセッター




彼のその姿はまるでオーケストラの指揮者のようだ



影山くんのように彼も天才セッターと言われる程の実力があって、これ程すごい人が全国に行けないなんて白鳥沢って相当強いんだろうなぁ




そしてきっと及川さんは生まれながらの天才ではない。天才になるために努力を続けた天才なのだ。


そう、直感した






烏野のは試合も終盤にかかり、東峰さんが見事ブロックアウトをし、見事ブロックをぶち抜いた



その試合に夕もみんなも雄叫びを上げて、きっと観客席側のみんなは勝利に喜んでると思ってる



実際私もそう感じるし。でも彼らにとってこの試合が特別な意味をもつなんて私達が知る必要は無いのかも知らない


彼らだけの感情なんだ





『お疲れ様、夕』


西谷「おう！Aもわざわざ来てくれてありがとな！」


『夕中学の時より断然上手くなってるね。なんか寂しい』


前までは1番近くで彼のプレーを見て成長を見てきた



『手を伸ばせば触れられるのに、なんだか遠いな。』


そっと手に触れると夕の体温を感じる。さっきまで試合をしてたからまだ熱感がある


この熱も、いつも近くで感じていたのに

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