好きじゃないのに告白を…2【Fischer's】

隠し事はなし。 マサイside ページ33

…


シ「はぁ…」

…

シ「うーん…」

…







さっきからあんな様子。
うちのリーダーがあんなんじゃ
士気もあがんねぇっての。




マ「おーい。シルクさんよー。」

シ「なんだよ。」

マ「俺らってさ、心友だよな？」

シ「なんだよ急に。改めて聞くことかよ。w」

マ「今のお前からは俺のこと心友だって思ってくれてるようには思えないんだけどなぁ。」




びっくりした表情のシルク。

さっきまでのため息から、シルクが何か悩んでいるとわかった俺は、直接聞いてみた。



マ「なんか困ってんなら言えよ。」



少しの沈黙。
すると静かに話し始めた。



シ「俺、文化祭の日にAに告ろうと思う。」



ほぉー。そゆことか。



マ「いいんじゃねぇの？でもさ、お前クラスの出し物といい、部活の出し物といい、そんな時間ないんじゃねぇの？」

シ「あっ。」



忘れてたと言わんばかりの表情で無音の時間が流れる。



シ「今度にするわ。」

マ「えっ？」

シ「いつになっても変わんないから、文化祭後にする。」

マ「そっか…」








本当はすぐにでも想いを伝えたいんだよな。
よし。できる限りいい方へ持ってけるようにしよう。手貸すぜ。リーダー。

文化祭→←あと一週間

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す