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理解者 シルクside ページ35

Aと話さなくなって2日。

もうすでにギブ状態。

あぁぁぁぁぁぁ!話してぇ!




…でも決めたんだ。
気持ちに気づいてないフリをするって。




ン「おーい!シルクー!」




向こうでダホが呼んでる。

時計を見る。

時刻は12時20分。

もう昼か。多分ダホは飯誘いに来たんだな。




シ「今行くー。」




いつも俺らで集まる屋上。
昼飯は大体そこでみんなで食う。
でも、ダホは屋上の1階下、4階で左へ曲がった。




シ「お、おい、どこ行くんだよ。」




先導するダホに声をかける。
メンバーだって屋上で待ってるはずだ。




ン「今日は俺とサシ!マサイとモトキは委員会で、ぺけとザカオは部活の集まり!
ダーマは今、ゲームのイベントが来てて
1人でトイレにこもってるw
屋上は先客がいて居づらいから4階の空き部屋行こうぜ!」




なるほど。そういうことか。







部屋につき、購買で買ったものを広げる。




ン「…なぁ。Aちゃん、元気ないぞ。」




急な話。




シ「そか。」

ン「そかじゃないよ。いいの?」

シ「何がだよ。」

ン「Aちゃん、シルクのこと気にしてた。
不機嫌だなって。
シルク、Aちゃんのこと好きなんでしょ?」





気づいてたんだ…さすが心友。




シ「ふーん。じゃあ伝えといてくれ!
[俺は不機嫌じゃねぇし、元気だから心配すんな]ってよ!」




笑顔で言う。





ン「無理とか…そういうのいらないから。
好きなら振り向いてもらえるように努力しろよ!」




突然大声を出すダホ。




シ「どうしたんだよwそんな大声出してw」

ン「先輩、遊び人なんだよ?
そんな人に取られていいの?俺はやだ。
…好きな人が悲しむのは見たくない。」




えっ?好きな人って…ダホもAのこと…。




ン「Aちゃんを悲しませないで。お願い。」




涙混じりに話すダホは真っ直ぐな瞳で俺を捉えていた。

好きな人に心配かけて、心友泣かせて…
何やってんだろう…俺は。




シ「…俺…頑張るわ。先輩には譲らねぇ。」




ダホは一気に笑顔になる。
うん、やっぱりこいつには笑顔でいてほしい。
もちろん、Aにも。





よし。頑張ろう。
俺のためにも。ダホのためにも。









気持ちの蓋、開放。

いつもの→←大好きな君へ ンダホside



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Mrs.ぱんぷきん(プロフ) - SHKYSANBさん» コメントありがとうございます!少し内容を変えてしまったので、気になったら見てみてください!これからも更新頑張らせていただきます! (2018年4月8日 11時) (レス) id: 318cc8d8b4 (このIDを非表示/違反報告)
SHKYSANB(プロフ) - 面白い!!ゅのんね? 流石フィッシャーズ好き!! 現実にあったらいいな〜とも思ったりできる! (2018年4月8日 10時) (レス) id: c602cb5b72 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Mrs.ぱんぷきん | 作成日時:2018年4月7日 9時

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