体育祭 シルクside ページ17
今日は体育祭。
俺にとってはくっそ大事なイベント。
なのに今日は体調が悪い。
なんつーか、だるくて頭が痛い。
食欲もなかったから朝飯も食わなかったけど
少しの辛抱だからだいじょぶだろ。
そう思ってたけど、結局昼も回復せず。
昼食も食わずに後半戦。
体力持つかな…
なんとか最終種目。
リレーはアンカーか。
あっ。
Aだ。
あいつからパワーもらお。
あいつならなんか声掛けてくれんだろ。
シ「…じゃあ行ってくる。」
貴『頑張ってね!』
…それだけかよっ!
笹沢先輩にはもっと声掛けてんのかな…。
元気でなかったわ…心なしか悪くなった気がする。
………こんなの…俺らしくねー。
シ「…おう。」
それだけ言って、重い体を動かした。
どんどん走者は走っていって、次は俺の番。
どのカラーもあんま差はなくて、
ほんとに俺にかかってるって感じ。
隣を見ればあいつの大好きなやつ。
あいつの姿を探せば、俺の隣を見てやがる。
気に食わね。
俺が勝ったら…少しは俺を見てくれるかな…。
回ってきたバトン。
クラスのみんなの思いと俺の個人的な思い。
2つの思いを感じながら受け取る。
すぐ横には笹沢遊斗。
俺は少しペースを上げる。
ついてくる先輩。
すると先輩は余裕そうに話しかけてきた。
遊「君、Aと仲いいよね?」
シ「…はい。それがどうかしました?」
遊「Aは俺のことが好きだよ?それでも諦めないの?w」
シ「生憎、諦めが悪いんでw」
遊「まぁ、今日告られる予定だから、付き合ってみて大した女じゃなかったら君にあげるよ。」
ふざけんな…Aはお前のおもちゃじゃねぇ。
ぜってぇーあいつを傷つけさせねー。
俺は限界突破して、先輩を置いてゴール。
1位だった。
Aはどこ行った?
俺は必死に探した。
いた。
でも、距離は縮まらない。
先輩の方に向かうA。
行くな…待てよ…
Aまであと2メートルほどのところで
俺の記憶は途絶えた。
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Mrs.ぱんぷきん(プロフ) - SHKYSANBさん» コメントありがとうございます!少し内容を変えてしまったので、気になったら見てみてください!これからも更新頑張らせていただきます! (2018年4月8日 11時) (レス) id: 318cc8d8b4 (このIDを非表示/違反報告)
SHKYSANB(プロフ) - 面白い!!ゅのんね? 流石フィッシャーズ好き!! 現実にあったらいいな〜とも思ったりできる! (2018年4月8日 10時) (レス) id: c602cb5b72 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Mrs.ぱんぷきん | 作成日時:2018年4月7日 9時