昔話 ページ3
末澤side
《 あの時のみんなにも話そうと思います 俺のこと やから手筈整えてもらえませんか？ 》
仕事の合間に携帯を開くと柊からそんなメッセージが届いとった
この前俺ら6人、俺を除けば5人に喋ったことでかなり恐怖がなくなったおかげなんかもしれん
丈たち 喜ぶやろうな笑
ただ忙しいあいつらをどう呼び集めるか 俺に課せられた任務はかなり大きいものになった
「 リチャ〜 ちょっとええ？ 」
柊から連絡が来た次の日、俺は仕事が一緒やったリチャに頼ることにした
リ「 めっずらし お前から頼み事なんて 」
「 別にええやろそこは笑 ちょっと手伝って欲しいことあんねん 」
リ「 難しいことやなかったら別にええけど 」
「 だいぶむずいかもしれんけど 柊のためやねん 頼むわ 」
リ「 それ先言えや 何したらええ？ 」
「 チョロない？笑 まあええわ 丈たちを集めて欲しいねん 」
リ「 丈たちを？ なんで？ 」
「 あいつがみんなに話したいって 自分のこと 」
リ「 おお！ ほな全員呼ばなあかんな 」
「 集まれるとええんやけどなあ 」
リ「 集まるやろ あいつのためならみんな来るって 」
リチャは何も疑ってませんって目で言うてるみたいにまっすぐ俺を見つめながらそう言ったあと、早速携帯を取り出して当時のメンツに連絡を入れ出した
俺も連絡せな 大丈夫 あいつのためならみんな来てくれるはずやから
... まずは1番にあいつに連絡入れたるか
俺は当時のあいつを一番心配しとったやつに連絡するため携帯を取り出して電話をかけた
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作者名：にろ | 作成日時：2023年7月2日 22時
