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佐野side
小島くんがAのところに行ってすぐ
久しく聞いてないAの弱々しい声が聞こえた
小島くんはその声を聞いてAの方を見ながら俺たちにスタジオを出るように手で合図してくれた
きっとAの弱った姿を誰にも見せやんためやと思う
たぶん誰よりもAの弱い心の部分をわかっててその部分を丁寧に扱える人やから。
小島くんとAだけをスタジオに残して数十分後
小島くんからグループメールに一言届いた
《 完全体とまではいかへんけど とりあえず充電は完了しました 》
きっとこれはもう俺たちが行っても大丈夫のサイン
全員がすぐにアイコンタクトをとって誠也くんが頷いたタイミングでまたスタジオに戻る
スタジオに入れば相変わらず頭を下げて背中丸めとるAと隣で背中をさする小島くんの姿
一番最初に近くに寄ってったのは正門くんやった
正「 こじけんありがとうな ちょっとは落ち着いたか〜？ 」
『 ... うん 落ち着いた 』
正「 ほなよかった みんなこっち来てもええ？ 」
声には出さずに小さく頷くA
誠也くんと大晴くんを先頭にAのもとへと寄っていく
末「 どうせしょーもないこと考えてたんやろ？笑 」
『 しょーもないことって言わんとってください 、 しょーもないことやけど 』
福「 何があっても俺ら7人ずっと一緒やで！ 」
『 、 うん 』
リ「 今のA 久々に年相応って感じするわ 」
「 たしかに！！ 」
『 なんそれ 、 笑 』
やっといつも通りになったA
いつか俺も伝えてあげたいな
俺らは何があっても変わらん うるさくて最高の7人なんやでって
fin .
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作者名：にろ | 作成日時：2023年7月2日 22時
