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柊side
誰かに何かを言われたわけでもない
でも漠然とした不安や焦りが俺を追い込んできとんのは分かってた
俺はこのままでいいのか 変わらなあかんのやないか
俺のせいでグループが成長しやんのやないか
そう思えば思うほど 体を動かさんわけにはいかんかった
気づけば俺はリチャくんに肩を抱かれながらスタジオを出てて。
みんな優しいから俺に寄り添ってくれようとしとんのに
焦りがあるせいでいつも跳ね除けてしまう
こんな俺 グループにおってええんかな
そんなマイナスな考えしか頭を巡ってなくて嫌になって頭を抱えるようにしゃがみこんだ
そんな俺の前に大きい影ができる
『 ... しまっち 、 』
顔を上げずに名前だけ呼ぶ
小「 さっすがひーちゃん 影だけで俺って分かってくれるなんて俺泣きそうやわ 」
『 、 誠也くんたちになんか言われた？ 』
小「 言われたけど言われたから来たわけやないよ 俺がひーちゃんのそばにおりたくて来た 」
『 、っ 俺 .. っ このままでええんかな 、 』
たぶんしまっちやなかったらこんなこと言えへんかった
いつもしまっちは俺が来て欲しい時にそばにきてくれる
きっと しまっちはエスパーなんやろな
しまっちはそのあと 俺の途切れ途切れの話を隣に一緒のように座って聞いてくれた
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作者名：にろ | 作成日時：2023年7月2日 22時
