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青side
「 あ゛〜 ！ 疲れたあ〜 」
最近ばたついてゆっくり横になれる時間もそうなかったから久々に家で横になると自分の声かわからないような声が出た
ここ最近 あまり涼太とは喋っていない
もちろん仕事上必要な会話やバラエティでの絡みはあるけど
楽屋やプライベートではあまり話さなくなった
もともとそんなに喋ることはなかったかもしれないけど思っていたよりも会話がないのは寂しい
でもこの感情を涼太にそのまま伝えられるほど俺も素直じゃないのは自分が一番わかってる
... どうしたもんかな 俺ってこんなめんどくさい奴だったっけ？
考えれば考えるほど気持ちが沈んでいく一方で。
もういっそ考えるのをやめようと寝ようとした時
携帯の着信音が鳴った
「 ... 誰だよタイミング最悪な奴 」
睨むような相手の名前を確認すると
まさかの相手からの着信だった
「 、 もしもし 」
赤《 あ よかった 、 出てくれた 》
なんだよ 出てくれたって
そりゃ出るだろ 恋人からの電話なんて
「 なんかあったの？ 電話なんて珍しいじゃん 」
赤《 あー いや特に用事はなかったんだけど 最近声聞いてなかったから聞きたくなって 》
「 は？ 」
赤《 え？ 》
「 え 待って待って 涼太ってそんなこと言うキャラだっけ？ 」
赤《 キャラってなに笑 別に俺だってそういうこと思うことくらいあるよ笑 》
だって いつでもクールで大人って感じじゃん 涼太は
赤《 それに最近翔太俺に話してくれないから ちょっと嫌われたかなって不安だったから 》
その言葉に心が痛んだのと同時に少しだけ幸せを感じた
「 それは .. ごめん 」
赤《 別にいいよ 今こうやって話せてるし たぶん翔太は嫌いになったら直接ちゃんと言ってくれるでしょ？笑 》
赤《 だから俺は翔太が言ってくるまでずっと 翔太のそばにいるから 》
どうやら俺の恋人は 俺が思っていたよりも俺を大事に思ってくれているみたい
fin .
続く
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作者名：にろ | 作成日時：2023年6月10日 15時
