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黒side
「 康二〜 入るよ〜 」
静かにドアを閉め、どこかにいるはずの康二に声をかけながら部屋の奥へと進む
リビングに着くと、ソファーの上にこんもりとした布団の山が一つ。
... また来ちゃったか
そう思いながら布団の山の近くへ座り、背中があるであろう場所に手を置き、さする
「 康二？ 俺だよ 分かる？ 」
橙「 、 めめ 、っ 」
若干の泣き声で俺の名前を呼ぶ康二に少し俺の中で緊張が走る
「 これあると康二の顔見えないから取ってもいい？ 」
橙「 やだ、 見られたない っ 、 」
「 康二... また辛くなっちゃったんでしょ？ もっと頼っていいから 」
「 今日連絡くれたの俺めっちゃ嬉しかったんだよ？ やっと頼ってくれたって 泣いてても康二は康二なんだから ね？ 」
背中をさすりながらそう伝えると少しずつ顔を出してくれた康二はどれだけ泣いていたのかが分かるほど目が赤くなってた
橙「 、っ めめぇ 、っ！ 」
俺と目が合うなりいきなり布団から飛び出して俺に抱きついてきた
「 っ、と よしよし よく頑張ったね康二 」
頭を撫でながらそう言うと我慢してたものが限界だったのか声を上げて子供のように泣き出した康二
そんな康二の姿を見てSnowManに加入したすぐの頃を少しだけ思い出した
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作者名：にろ | 作成日時：2023年6月10日 15時
