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黒side
「 しょっぴー？ そろそろ行くよ？ 」
結局あれから収録が始まるギリギリまで寝てたしょっぴー
一瞬見えた苦しそうな寝顔も俺の見間違いだったのかそれからは特に表情を変えることなくすやすや寝てた
でも俺はその一瞬に見えた表情が気になってずっと隣に座ってた
収録に向かうためメンバーがぞろぞろと楽屋から出ていく
「 ねえしょっぴーってば そろそろ起きないとまじでやばいって笑 」
声をかけても起きないしょっぴーの肩を軽く揺さぶる
ほんとに軽く揺さぶっただけのはずなのに
椅子からだらんと力の抜けた腕が落ちた
肩から感じる熱は相当熱いものだった
「 ちょ しょっぴー大丈夫？ 」
さすがにこれはやばいんじゃないかと思ってしょっぴーの横に跪いて顔をよく見る
... めっちゃ苦しそうな顔してるじゃん 何見てたの俺
おでこに手を当てれば大人になれば滅多に出ないであろうくらいの体温の高さ
「 どうしよ 俺1人じゃ、 」
メンバーはみんな出て行って今楽屋にいるなら俺としょっぴーだけ
俺がなんとかしなくちゃいけないのに 、
一人で焦っていると静かに楽屋のドアが開いて今一番俺が求めていたであろう人の声が聞こえた
緑「 めめ〜 翔太〜 まだ〜？ 」
「 、 あべちゃん ！ 」
俺は右手をまっすぐ上げて俺としょっぴーのいる場所をアピールした
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作者名：にろ | 作成日時：2023年6月10日 15時
