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ピンポーン
パタパタと走って玄関に来て「あれ？翔平くん、おかえり。」と不意をつかれたような声で俺を迎える彼女。
「ん、ただいま。」
「そっか〜今日だったんだ、退院。ご飯いつも通りにしちゃった、ご馳走したかったのにごめんね。」
「ううん、大丈夫。」
どこから見てるかわからないからってお見舞いに来なくて良い って言ったのは自分だったけど、やっぱり....
「わっ、どうしたの？」
玄関から歩き出した彼女の後ろから覆いかぶさるように抱きしめる。
「.........」
「どうしたのよ〜重い重い」と、ズルズル引きずるように歩き出す。
「A」
「どうしたの？
も〜どうしたのって」
「寂しかった？」
ズルズルと引きずるのをやめて立ち止まった。
「そりゃ.....寂しかったよ。だって心配なのに会いに行かせてくれないし、翔平くんの情報はぜーんぶニュースで知ったんだから。」
うっ、痛いところ突かれた。無意識に腕の力が緩む。するっと腕から逃げてキッチンに立つA
「いいもん。有原さんとか上沢さんとかが翔平くんにって持って来たクレープ、全部食べたもん。」
「え？」
「心配して持って来てくれたんだよ〜、私が翔平くんのところに通ってると思って。まぁ、一回も行けてないからね。腐らせるのも悪いと思って食べちゃった。」
「そんなの....聞いてない」
ちょっとムッとする。会いに来るなって言ったのは自分って事は棚に上げて、先輩たちには会ったんだ
手際よく準備してると思ったら、立ち止まってる俺の目の前にパタパタと来て
「そんなの！私だって聞いてない。今日帰って来るなんて。連絡もできないくらい辛いのかなって、仕方ないって思ってたけどやっぱり寂しかった。
翔平くんは.....、翔平くんは寂しくなかったの？平気だったの？私と会えなくても」
顔は下を向いたままだ、目を合わせてくれない。
「寂しかったに決まってるじゃん。連絡しなかったのは....ごめん。でも、1日でも早くAに会いたかった。」
目の前の彼女をそっと抱きしめる
連絡したらたまらなくなるから、会いたくてたまらなくなるから、連絡できなかったことは言わないでおく。
「帰って来る日くらいちゃんと教えろバカ大谷
おかえり。」
○
文脈、書き方ともにさまよい中です。
ううむ.........
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作者名：amn | 作成日時：2017年10月26日 2時
