不安 ページ6
入院生活は､あっという間に過ぎていき､私が退院する頃には春休みが終わっていた｡
貴女:｢お世話になりました｡｣
担当医:｢気をつけて帰るんだよ｡｣
看護師:｢退院おめでとう｡｣
｢では｡｣ と言って､お母さんと病院を出る｡
･
･
母:｢じゃあ､帰ろっか｡｣
貴女:｢うん！｣
？:｢Aーっ！｣
駅に向かおうと歩を進めると､後ろから皆の声が聞こえ､私はお母さんに
｢先に行ってて｡｣
と言って､皆のもとへ走った｡
貴女:｢みんな… 今までありがとう｡｣
月島:｢何を言う｡ お前は､頑張ったであろう？｣
兵頭:｢よき頑張りであったぞ！ 向こうに帰っても元気でな｡｣
優しい言葉をかけてくれる皆とは違い､南沢先輩は少し俯いていた｡
貴女:｢南沢先輩､ありがとうございました｡
春休みが明けて､高校生活で忙しいはずなのに､わざわざ来てもらっちゃって…｡
私､３年生になって上手くやっていけるか不安ですけど､頑張ります！
だかｒ…！｣
ぎゅうっ とキツく南沢先輩に抱き締められる｡
南沢:｢お前なら大丈夫だ｡
何かあったらいつでも来い｡
…退院……､おめでとう｡｣
その暖かい言葉に､私の目からは無意識に涙がボロボロと頬を伝う｡
それはきっと､私が辛い中で､最も長く世話やお見舞いに来てくれていたから｡
感謝の気持ちが､溢れでてしまったんだ｡
南沢:｢泣くな｡ お前はよく頑張ったよ｡｣
貴女:｢…っ､……はいっ｣
南沢:｢…元気でな｡
速水にしっかりとお前の気持ちを伝えるんだぞ｡｣
貴女:｢はいっ…！｣
南沢:｢じゃあな｡｣
･
･
･
･
･
･
･
そして私は､地元に帰ってきた｡
もう春休みが明けて､２週間が経っている｡
クラス替えした私のクラスには､どんな人がいるんだろう？
速水は同じクラスなのだろうか？
･
様々な想いを胸に､私は新入生になるかのような気持ちで明日を待った｡
ラッキーアイテム
革ベルト
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 11人がお気に入り
「イナズマイレブン」関連の作品
この作品を含むプレイリスト ( リスト作成 )
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
浜野鶴正 - 2018年の今読んで好きになったんですけど、良かったら更新して下さお願いします。リアルでも頑張って下さいね(*^^*) (2018年8月1日 18時) (
レス) id: 76900bd172 (このIDを非表示/違反報告)
優里 - 神羅さん>>わぁぁ///ありがとうございます！お知らせでは､ああ言いましたが､気分で書くかもなんで！今までありがとうございました(泣) (2012年3月1日 17時) (携帯から) (レス) id: f90c8ebf5e (このIDを非表示/違反報告)
神羅 - はじめまして！実はいつも拝見させていただいてました!!凄く優里さんの小説好きだったので残念です(´；ω；｀)頑張ってください！ (2012年3月1日 0時) (携帯から) (レス) id: ef8237a3a0 (このIDを非表示/違反報告)
優里 - 彗零>>ありがとう！ できるだけ頑張るよ(^^* (2012年2月18日 0時) (携帯から) (レス) id: f90c8ebf5e (このIDを非表示/違反報告)
彗零(プロフ) - お疲れさま！！頑張ってね＞＜待ってるよ！！ (2012年2月17日 18時) (レス) id: de479a3289 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：優里 | 作成日時：2011年11月14日 17時
