電話の向こう(〃) ページ4
速水:｢ただなんですか…？｣
ここからは皆も一緒に聞こうと､倉間くんがスピーカーセットにした｡
音量が大きくなり､皆にも聞こえる状態となった｡
『眠ってる間｡
ずっとお前の夢を見ていたらしい｡』
速水:｢え…？｣
浜野:｢速水の？？｣
『いつも隣にいたお前が､どんどん自分の前から消えていって
久し振りに会ったお前は､Aの事を一切覚えていないどころか､完全に無視をする｡
そういう夢を見たらしいな｡』
俺は声が出なくなったと同時に､胸がギュウッと締め付けられた｡
『俺は大丈夫だと言ったんだけどな｡
あいつ､目が覚めた時､親でも俺達でもなく､病室にすらいないお前の名前を呼んでたんだぜ｡
…速水､速水ってな｡
お前に会いたいって泣き叫んでたぜ｡
お前…､愛されてるな…────｡』
俺の目からは涙がボロボロと落ちる｡
浜野:｢ちょ､速水？大丈夫かよ？｣
神童:｢…あいつも辛かったんだな｡事故にあってすぐにお前の名前を呼ぶ程にな｡｣
速水:｢うっ…ううっ……Aさん…｣
『あっ､…な…さん ……ない…！
っ！！？ お前…｡
…ませ…ん…(笑)』
携帯の向こうからかすかに聞こえる誰かの小さな声と､南沢さんのムカついてるような声が､スピーカーから響く｡
三国:｢南沢？どうした？｣
『あぁ､三国か｡
久し振りだな｡
…ちょっとな｡
頭にAが折った紙飛行機があったってな｡
コイツらガキみたいに病室で紙飛行機飛ばして遊んでんだよ､今｡
…っだ！！ おいっ！A！いい加減にしろっ！！
お前らもだ！！』
皆のクスクスと笑う声｡
小さくて聞こえないけど､今､Aさんは楽しくできてる｡
それだけは伝わってきた｡
松風:｢先輩可愛いね､信助！｣
西園:｢うん！紙飛行機で遊ぶなんてね！！ 元気そうで安心したよ！｣
『Aー､あいつらが可愛いだってさ』
松風:｢あっ､先輩！///// 言わないで下さいよ〜！！｣
皆が好き勝手に騒ぐ中､俺は南沢さんに質問をした｡
速水:｢あの､Aさんと話せませんか？｣
ラッキーアイテム
革ベルト
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浜野鶴正 - 2018年の今読んで好きになったんですけど、良かったら更新して下さお願いします。リアルでも頑張って下さいね(*^^*) (2018年8月1日 18時) (
レス) id: 76900bd172 (このIDを非表示/違反報告)
優里 - 神羅さん>>わぁぁ///ありがとうございます！お知らせでは､ああ言いましたが､気分で書くかもなんで！今までありがとうございました(泣) (2012年3月1日 17時) (携帯から) (レス) id: f90c8ebf5e (このIDを非表示/違反報告)
神羅 - はじめまして！実はいつも拝見させていただいてました!!凄く優里さんの小説好きだったので残念です(´；ω；｀)頑張ってください！ (2012年3月1日 0時) (携帯から) (レス) id: ef8237a3a0 (このIDを非表示/違反報告)
優里 - 彗零>>ありがとう！ できるだけ頑張るよ(^^* (2012年2月18日 0時) (携帯から) (レス) id: f90c8ebf5e (このIDを非表示/違反報告)
彗零(プロフ) - お疲れさま！！頑張ってね＞＜待ってるよ！！ (2012年2月17日 18時) (レス) id: de479a3289 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：優里 | 作成日時：2011年11月14日 17時
