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その日の夜
冬なのに外で花火をした.
淡い火花に照らされた洋平くんの横顔が普段の何倍もカッコよくてつい見とれてしまう
大地くんと二人で出た時に、好きだと伝えられた
大地くんの事が嫌いなわけでも興味が無い訳でもない
今日も体を張って護ってくれたし、普段からよく気遣ってくれる.
それでも、
叶うはずのない恋を追ってしまうのは
ないものねだりなのだろうか.
「あつ…っ」
振り返るとココアを持った洋平くんがいた.
『ちょっと話したい事があるんだけど今いい？』
「うん大丈夫.」
『あのさ、なんも考えずに聞いて欲しいんだけど好きな人とかいる？』
先程までの思考回路を読まれたようで少し動揺する
「いるけど…絶対分かんないですよ笑」
『教えてくれたっていいのに笑』
「絶対嫌ですよ笑 そういう洋平くんこそどうなんですか？」
『俺も好きな人いるよ』
その言葉に銃で撃たれたかのような衝撃が頭に走った
「そう……な、んだ.」
『でさ、その人に今日は告白しようと思って』
「頑張って下さい洋平くんなら大丈夫ですよ」
『ありがとう』
洋平くんに優しくハグをされる
上手く笑えてなかったかな. 心配させたかな.
『俺さ、智貴の事が好き. 今は他の人の事が好きでもいい、俺が誰よりも幸せにするから.』
「…え？ ほん…と？」
意識してないのに涙がぽろぽろと落ちる
『え？泣いてる？え、ごめん』
「いや…っちが、う」
『どうしました…？』
恐る恐る敬語で話してくる洋平くんになんだか面白くなってしまって
さっきまで泣いてたのに次は笑いに変わっていた
「洋平くん、俺も洋平くんが好きです」
『ええっ！？マジ？』
「これからいっぱい幸せにして下さいね」
______
洋平くんとトマ坊がいるベランダの見えるところで大地くんが突っ立っていた
「大地くん気づいてたんすか？」
『まぁな』
「お互い大変ですね」
『お互い？…あぁ、そういう事ね』
「寂しいなら俺と付き合います？」
『はぁ！？』
「嘘っすよ笑」
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緩菜(プロフ) - さなさん» さなさんいつもありがとうございます。ゆっくり更新しようかなと思います。嬉しいお言葉ありがとうございます！ (2020年4月2日 10時) (
レス) id: 446c347b68 (このIDを非表示/違反報告)
緩菜(プロフ) - ミッフィーさんさん» ミッフィーさんありがとうございます。今のところその方向で考えております(^^)もう少し時間はかかりますがお待ち下さい。 (2020年4月2日 10時) (レス) id: 446c347b68 (このIDを非表示/違反報告)
さな(プロフ) - 私はまだまだ小説見たいですが、楽しく執筆できるのが良いので、どんな形になっても応援してます！！(^^) (2020年4月1日 7時) (レス) id: be07ebdcdd (このIDを非表示/違反報告)
ミッフィーさん(プロフ) - ここで作者様の納得のいくお話を上げていただけると幸いです！Twitterというものを入れてないので… (2020年3月30日 7時) (レス) id: fc9daa8251 (このIDを非表示/違反報告)
緩菜(プロフ) - さなさん» ！！！！コメント下さっていたのに気付かずにすみません！（ ; ; ）素敵な言葉を沢山ありがとうございます…！さなさんからのコメントにいつも元気を貰っているので嬉しいです。これからも楽しんで頂けるような小説を書きますのでよろしくお願い致します！ (2020年3月14日 23時) (レス) id: 09051e38fe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：緩菜 | 作成日時：2019年12月24日 20時
