愛ってなんですか《男主》 (ページ47)

今日:10 hit、昨日:9 hit、合計:9,003 hit

F.T ページ47

『榊乃ちゃんは絶叫乗れるん？』「僕はダメですね、、高い所から落ちるのが怖くて…」

『じゃあ今日はゆっくり楽しもか』「いやでも、！福本くんに着いていきます…」
『いや、普通にジェットコースターとか乗っても写真撮れへんしさ、？それよりもあれ乗らへん？』

指を指した先にはコーヒーカップ、言えばどこもかしこもそうだけどカップルばかりで気が引ける
まぁ、撮影で来てるし…コーヒーカップは乗りたかったから気にせんとこ

「そうしましょ！」『カッコよく撮ってな？』「勿論です！一番カッコよく撮りますよ！」

『楽しかったなぁ、後は何がいい？榊乃ちゃんが行きたいところ行こや』
「お化け屋敷とか！」『それはアカン！』「えぇ？もしかして福本さん怖がりさんですか？？いいですよ、僕にくっ付いてても！」
『なんでそんな得意気に、、』「そんなことは無いですけど、何でも完璧な福本くんにもそんな一面があったんやなぁって思っただけで…」

『なんか榊乃ちゃん面白がってるやろ、、、！』「入らないんですか？？」

『、、入ったる』「流石です！行きましょっ！」

----

『もー、めっちゃ暗いやん…』「そりゃそうじゃないですか…？」
『せやけどさぁ…』「こっち行きましょ！」『ちょ、早いって』

どんどん進んで行く榊乃ちゃんに手を引かれる、
自分でも分かるくらい緊張してるんはお化け屋敷やから？それとも榊乃ちゃんと一緒やから？

繋がれた手がもっと熱く感じるけど、更に握る力を強めた

『うわああああああ！！』「きゃーーーっ！あははっ！やば！」
『ちょ、来てる来てる！』「逃げましょ！」

追い掛けてくる白装束の女の人から逃げた先にも長い髪の女の人が横から出てくる

「わっ、、！！痛っ、」『榊乃ちゃん？！』「すみません、！お怪我無かったですか？」

え、榊乃ちゃんお化けと喋ってる？
ってそんな場合じゃないやろ

『榊乃ちゃんは、？！大丈夫か？』｢何とか、、？｣
あ、これ我慢してる時の返事やな

『ほら、乗り？背中』「え、でも…」『痛いんやろ、足.』
「なんで、」

『分かるで俺、榊乃ちゃんの事めっちゃ見てるもん.』

『っし、行くか』「は、い」『何？痛かったん？泣いてるん？』
「違いますよ…落ち込んでるだけで」

背中におぶられた榊乃ちゃんは俺の首ら辺に顔を埋めるように顎を置いた

『可愛いなぁ、榊乃ちゃんは』「なに、を」『そうやって毎回照れてるんも可愛い』

『撮影じゃなくてさ、今度は2人で計画して出掛けよ.俺が幸せにしてあげる』