愛ってなんですか《男主》 (ページ25)

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「コンビニ寄ってお酒買う？」『買う』「何がいい？」
『酎ハイがいいなあ』「甘いのん？」『甘いのんと〜、甘くないの1個ずつにする！』

「2本も飲めるんか？」『飲めんかったら持って帰るからとりあえずかってくる！』

「ちょ、榊乃ちゃん！」
引き留めた時に腕を引っ張った衝撃で手に持っていた缶2本がガシャンと音を立てて打ち付けられた

「ふらふらやのに走ったら危ないやろ、」『…ごめんなさい』
「俺が払うからええよ、カゴん中入れといて」
『はぁい』
分かりやすく反省したようにシュンとする榊乃ちゃんも可愛くてほんまは抱き締めたくなるけどそれは家でのお楽しみ

『お邪魔しまぁす』「はーい」
『福本くんの匂いする、』「何それ、自分では分からんわ」
『朝、ここで香水振った？』「、、、振った」
『じゃあそれやなぁ、ほら、首から同じ匂いするもん、』

もうほぼキスする距離で首に顔を近付ける榊乃ちゃんの床に着いた手に自分の手を重ねた

『福本……くん、？』｢Aめっちゃ可愛い｣
『嬉しい』
そう言うと榊乃ちゃんは俺の腕にギュッとしがみついた

｢Aは俺の事好き？｣

『好きやよ？』

床に無造作に置かれたビニール袋から甘い苺味の酎ハイを出して開けると、榊乃ちゃんはおもむろに口に含んだ

｢え、、、、？｣

俺の喉がゴクッと音を立てるのが聞こえて、もう理解が追いつかない

榊乃ちゃんの口ん中にあった、、、お酒……やんな？

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『へ！？？なんで福本くん床で寝てるんですか！？』
｢いや、だって一緒のベッドは、、、無理やであの後に｣
『僕を床で寝かせて下さいよ……！ていうか、僕迷惑掛けたりしませんでしたか、？』

｢え、、、っとちなみに覚えてたりせえへんの？｣
『ぜんっぜん覚えてないですね…まず福本くんのお家におじゃましてる時点で怖いんですけど……』

｢覚えてへんねやったら言うけど、これから俺がおる時しか酒飲んだらあかん！！！｣
『えぇっ！？何でですか？』

｢何でもや！とりあえず、あんまり飲みすぎんといて……ほんま心配なるから…｣