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『あ〜、どこ行ったら会えるんやろ……』
「もうええってぇ！今日何回目やねん」『だってあんな可愛いねんで』「確かに可愛かったよ.やけどここで言うてても会えへんやん」
『大晴も正門もさっきから何の話してるん』
「ちょっと聞いて下さい誠也くん〜！」
『おー、聞いたるやん』「まっさんがねぇ、好きな子出来てぇ」
『語弊あるやん！』『正門ええ加減にしいや？』
『ほらもう大晴のせいで怒られたやん！』
「榊乃くんっていう子がこの間事務所におって、その子がめっちゃ可愛いって言ってその話しかしないんすよ」
『あぁ、後輩の話？』
『そうですよ、大晴が変な導入で話し始めるから』
『てか後輩の子やったら今度会えるやんか、』
「そ、、っか、ほんまや、全員参加やったやろあの親睦会」
『すっかり乗り気じゃ無さすぎて忘れてたけどもしかしたら来るんかな榊乃くん』
『もしおったら俺に言えよ？そこまで言うんやったらちょっと見てみたいからさ』
『えぇ？誠也くん相手やったら勝てなさそうですもん.』
『何も奪い取るなんて気ぃ無いで！？』
「強敵っすよ誠也くんは」
『頑張らなあかんかもなぁ』
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その後の楽屋も居なかったメンバー含め榊乃くんの話ばかりになってしまう.
見つけたんは大晴やけど、俺が目付けたというか.
なんと言うか、独り占めしたかったのに他のメンバーも気になり始めてしまってちょっと面白くない.
いや俺が話し始めたんが悪いな、どう考えても.
「何の話してんすか？」
仕事で遅れて撮影現場に来た晶哉も会話に混ざるといよいよAぇの皆に知られてしまった.
「あー、、何か最近入ったって子っすよね？その子言うなればスカウトみたいな感じで入ったらしいっすよ.」
『え、？知ってるん？』
「いや顔とかはあんま知らないっすよ、会ったことは無いし.ただこないだ事務所の人が話してたの聞いちゃっただけで」
『1歩前行かれてるやん正門』
『いや、俺会った事あるから！リードしてるんちゃいます！？』
「いやでも最初スタッフと間違えてたしなぁ？」
『だって女の子か思ったから、』
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『何やろ、寒気するなぁ』
こんなにあの一瞬の出来事で熱く語られてるとは露知らず、Aは家で身震いをした
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作者名：緩菜 | 作成日時：2023年2月13日 0時
