愛ってなんですか《男主》 (ページ18)

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｢え俺が……っ！？｣
staff｢人気あるって1部のファンから話題だと聞いて……｣
｢え、いやいやあんまファンの前で絡んだ事ないですけどね｣
『…………』

｢やっぱり俺斗亜とにする…っ｣

遠くでスタッフと話す小島に静かに近付く榊乃

『そんな嫌だったら変えてもらいましょうか？』

｢うおっ、！！！びっくりしたぁ……！！やめてや急に近付くん｣

『僕なんかしちゃいましたか』

｢ちゃうってほんまに｣『ずっと僕の事避けるので…』

｢嫌いとかなんかしたとかちゃうねんほんまに｣
『……今日の撮影だけ、我慢してもらっても良いですか』
｢我慢って……｣『ごめんなさい. 僕甘え過ぎちゃいました』

｢ちょっ、待って｣

走って行く榊乃を引き止める事も出来ずその場で蹲った

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『いっ、、、た』『痛ってそっちやでぶつかって来たん』
『りちゃ、ぁどさん……』『えっ、榊乃、ちょっとこっち来い』

あまり人が通らない薄暗い非常階段に連れていく

なんで泣いてんねんとか、撮影はどうしてんとか色々聞きたいことあったけどどれを発しても榊乃に無理させてしまうと思って

『………大、丈夫か…？』
とだけ聞いてもしここに誰か来ても泣いている事がバレないように抱き締めてあげた

『落ち着いてからでええよ. もし言えるんやったら俺に何があったか言うて欲しい.』
『う、うぅ……っ』『あーほらそんな泣いたらメイクした可愛い顔台無しになるで』

『…ごめ"んなさ……い』

『なんで謝んねん』
『僕が、っ勝手に6人の事好きになって甘えちゃって…！それが皆さんの負担になってるなんて考えてもなくって…考えたらそんなこと、すぐ分かるのに……っごめん、なさ、い』

『俺らにそんな事思ってるん』『だって、小島くん……に、避けてるって何回も深追い、しちゃって…』

小島、、か、そういえばリハの榊乃が倒れた時も様子おかしかったし……

『……でも、小島くんにはこの事、言わないで下さいね.ちゃんと程よく離れるつもりなので…』

『離れるってなんやねん…小島はともかく俺らは榊乃に何もしてないやろ』

『そ、、うですけど…これからどんどん忙しくなる皆さんの重荷になりたくないんです』

『………』『り……ちゃーどさん？』

何も言わないリチャードと目を合わせるように潤んだ目を上に上げた

榊乃の髪をサラッと撫でた後、シースルーになった前髪を上げて額に優しくキスを落とした

『なっ、、、、！？』『驚いた時目でか』『え！？え、そんなこと言ってる場合じゃ、』『めっちゃ初心な反応するなぁ』

『な、元気出たやろ？』