9人でシェアハウス。＿HSJ＿

6話 山田side ページ6

何……これ？









手紙…？







その手紙には、こう書かれてあった。









『この手紙を見つけた、何年か後の自分へ。









最近、俺は人の心が読めるようになりました。

小三です。この手紙を読んでる頃には、読めなくなって欲しいな。





本題に入ります。



今日、友達に人の心が読めると言った。



それを聞いた友達がキモいって言ってきた。


ムカついて、何でキモいって言うのと聞いたら


キモいからキモいって言っただけって…………。





叩いたら、殴ってきた。痛かった。泣きたかった。でも』









その後は、豪快に紙が破られていた。




……何でかな……。






＿『でも』の後は、なんて書こうとしてたんだろう…？




コンコン





山「っ、わぁ？！は、はいっ！！！」





急にドアをノックされて、ビックリしながら返事するとクスクス笑っている光くんが部屋に入ってくる。







八「山田っ！！ 何してんだよ？」


山「んぁー、えっとー、アルバム出てきて見入ってた！」


八「そうなんだ、見せてよ」


山「あ、良いよ」









いつの間にか部屋へ入ってきた光君。




さっきまで読んでいた紙を隠す。









あんまり、見てほしくない気がしたから。

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