9人でシェアハウス。＿HSJ＿

40話 山田side ページ41

山「……眠い」



いつもより20分くらい早めに起きたからスゴく眠い。




山「…正直……日直とかただの雑用なんじゃね？」




一人でそんなことをブツブツ言いながら職員室へ鍵を取りに行く。




山「失礼しまーす

2年B組の鍵を取りに来ましたぁ」




そう言って、各教室の鍵を入れてる棚へと向かおうとしたら先生が俺に声をかけた。



先「あれ？ 鍵、かかってた？」




山「え、？」




先「いや、さっきB組の子達が鍵取りに来て…」




山「うそぉ……ありがとうございます！ 失礼しました！」






……誰が？



日直は一人だけでしょ？





静まり返った学校の廊下を軽く走った。






教室の近くに着くと、中が明るい。





ドアに手をかけると鍵がかかっていない。





恐怖心を抱えながら恐る恐るドアを開ける。





「………あ、遅かったじゃえか、山田」





山「っ？！ びっ…ビックリした……」





ドアの前に、友達の……西口、高槁、川岸がいた。





山「ど、どしたの？ こんな朝早くに」





川「山田って、引っ越したりした？」




山「え…？」





心臓が、波打った。




……誰も、知らないハズ……。





山「引っ越したりして、ないけど」


バレそうになったら使え、と薮ちゃんから言われた言い訳を口にする。



高「またまたｧ…俺ら、見ちゃってんだよね

……お前が制服姿で改札通ろうとしてるトコ」





………ダメだ、コイツらからはしばらく逃げられそうにない…。




西「引っ越したりしてねぇんだったら、なんで電車乗ろうとしてんのかなぁ？」




山「……それはっ……」





やべぇ……何も言い訳が思い付かない。





山「…とっ…とりあえず、日直の仕事、していい？

お願い、」




大変で、面倒なことに巻き込まれたな、なんて思う。




………大変なのはこの後、なんだけど。





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今更ながら名前に意味はありませんw←

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