9人でシェアハウス。＿HSJ＿

35話 山田side ページ36

トントントン、とドアを数回叩く。



その部屋に入っているのは勿論、




大「おー山田？ どーした？」




車椅子に乗ってニコッと優しく笑う彼。





山「ちょっと言いたいことがあって」



大「言いたいことぉ？ …あ、入る？」



山「大ちゃんがいいなら」




と、ゆーことで部屋に入らせてもらった。





大「で？ 言いたいことってのは何かな？」




少し声のトーンを落としてそう言う。




山「裕翔から聞いたんだ、大ちゃんがサプライズの提案者って事。

そのお礼を言いたいな……って思っ…て」




………えーと、山田涼介、ちょっとヤバイっす←




今、物凄く羞恥心で死にそうです←←




この後は｢ありがとう｣って言おうって決めてたのになんか…恥ずかしくって言ぇねぇ




と、その時、大ちゃんの心の声がフッと入ってきた。


内容は……



大『めっちゃ照れてるねぇ…w

なんか可愛いし……まー分かるよ！


そーゆーのが恥ずかしい時期なんだろ？w』




……………コイツちょっとブッ飛ばす←



バカにしとる←





山「……お前後でブッ飛ばす」



大「なんでぇっ？！」



山「顔が怖い。下心ありそう」←



大「よくわからんが誤解だよ？！

下心ねぇよ！」






…この後ちゃんとお礼を言って、頭を強くぶちましたとさ←



ﾁｬﾝﾁｬﾝ←

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