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まさか、二人きりで乾杯できるなんて
そんな、そんな…
ううう、飲んでもいないのに
顔から火が出そう…
誤魔化す様にグラスに口を付けると…
あ、何コレ！ほんとに日本酒？！
「美味しい…」
コレはほんとに飲んだことなかったから
どんな味か知らなくて…
ビックリ、知ってる日本酒(御神酒とか…)
とぜんぜん違う…
「んふ、飲みやすいよね、プリンも食べよ？」
「…はい」
優しい笑顔でプリンを勧めてくれて…
そんな店長の顔、恥ずかしくて見てられなくて
慌ててプリンに目を落として。
見たら食べたくて…
二人で一つのプリンをあっという間に食べた
(と言ってもほとんど俺が食っちゃったけど。
美味しかった…すごく…)
ふたりきりなんて超絶幸せ超なんだけど
緊張も同時にものすごく襲ってくるし
俺が帰らないと店長も帰れないし、
でも一緒にいたい、名残惜しい、
そんなこと思いつつも
お皿に残った生クリームを
スプーンで掬って食べて
きれいになったお皿を見つめて…よし、
と立ち上がった。
「俺、洗い物しちゃいます」
「あ、いいいい。俺やっとくから」
「…店長、まだ帰らないんですか？」
「うん…まだちょっと仕事あるからね」
「…そう…ですか」
そういやさっき松本さんに
飲み物の発注頼まれてたなぁ、なんて。
仕事があるなら、やっぱり洗ってから帰ります
というと店長は眉を下げて俺を見て…
「俺さ」
そう言われて慌てて店長の顔をジッと見た
「翔ちゃんのせっかくの20歳の記念の誕生日だから、何かあげたかったんだけど」
「え？！」
「意外と忙しくってね？これが」
「は、はい」
知ってる。店長休んで無いもん…
「でも、やっぱりせっかくだからさ」
そう言って自分の首後ろに手を回して…
「それっ…」
「ほら、こっち…」
そっと店長が近づいて
俺の首に手を回して…
まるで、抱きしめられてるようで
俺は全く動けなかった。
しばらくごそごそっと動いて
身体が離れて行って…俺をじっと見た。
「うん、よく似合ってる。あげる、それ」
「だってこれっ…」
俺の首にかけられたのは
店長が数週間前からつけ始めてたネックレスで。
いつもしてるから気に入ってるのかな、と思ってて
実はあんまり気にしないようにしてたんだけど
誰かから貰ったのかな、なんて思ってて…
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あかし(プロフ) - taekoさん» あまーーい！（byハンバーグ師匠）って感じでしたが…よく考えれば逆転歳の差という変化球でした…えへ。他にもSNさんなお話もあるので読んでってくださいませませ。コメントありがとうございますっ (2017年1月25日 22時) (
レス) id: a2aacb0a53 (このIDを非表示/違反報告)
taeko(プロフ) - あかしさん、あまーい！お話ありがとうございました。オトナになったしょうくん、この先店長の行動にどうなるのか？いっちゃえー！とsn担ながらも応援したいですよう。そしてあいばさん…。お疲れさまです。 (2017年1月25日 20時) (レス) id: 7194cb19fe (このIDを非表示/違反報告)
珠櫻(プロフ) - aoiさん» aoiさん、ご訪問ありがとうございます。豪華な作者様のお話はとても素晴らしいですよね！オムニバスはラストスパートなので、それまで楽しんでいただけましたら幸いです(#^^#) (2017年1月15日 10時) (レス) id: a60d445f6f (このIDを非表示/違反報告)
aoi(プロフ) - よく拝見させて頂いてる作品の作者さんが多くて、どのお話もとても楽しかったです。素敵な時間をありがとうございました(^ ^)Sさんの誕生日までまだまだ楽しませて頂きます！ (2017年1月14日 14時) (レス) id: d8d6835fa4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：チームMagnet
| 作者ホームページ：
作成日時：2016年11月26日 17時
