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「翔ちゃん、オハヨ」
「おはようございますッ」
「丁度いいからワタシも食べようかな。温めるね？」
「あっ…俺やりますよ！」
「ん、大丈夫大丈夫。えっと、お茶いれといてー」
「あ、はい！」
ドリンクのカウンターからグラスを二つ、準備して
烏龍茶をドポドポと注ぐと
それを両手で持って店長のところへ向かう
グラタンは大皿にドーンと乗っていて
適当に取り分けて食べるらしい。
レンジで軽く温められたグラタン、
やっぱりすごい美味しそう。
「あ、店長どうぞ」
「ん」
料理の横に烏龍茶を置いて
小さなスツールに腰をかけて
目の前の美味しいご飯に手を合わせる
「いただきますっ」
「ん、いただきまーす」
口に入れれば…ホワイトソースが絡まる
エビと鶏とほうれん草…スタンダードだけど
やっぱり美味しいっ
それに、なんかちょっと爽やかな味がする…
ジッと俺がグラタンを見つめていると
店長が何か察してくれたらしい。
「潤くーん」
「あー？」
「このグラタン、何入れたの」
「あぁ、ゆずー」
「…だって」
その察しのよさは何処から来るんですか、
店長…やっぱりすごいし…
しかし柚子を入れるって、なんかスゴイなぁ
「だからちょっとおしゃれな味がしたんだ…」
「…ぷっ…オシャレって…」
「んー、じゃあ…上品、とか？」
「まぁ、オシャレですよ。んふふ」
美味しい美味しい、潤さんの料理
が食べられて幸せなのに…
(バイトをここに決めたキッカケは
潤さんの料理を食べたかったから)
「美味しいですか？」
「はい、ドレッシングも！」
「ん、じゃあ次のサラダはコレに変更しましょうかね」
店長と一緒にゴハン食べれるなんて、
なんという幸せ…
店長…二宮さんは、凄いしっかりしていて、大人で。
それでいて偉そうじゃなくて…
凄く優しい。
ちょっと小柄で童顔で
(まさか、8歳も上…20代後半とは思わなかった…)
…イケメン。間違いなく。
最初は、憧れで…羨望で、目標で…
そのうち、この気持ちはそれだけじゃないって気付いて…
いや、店長が女の人とかと仲良く話してるのとか
存分に見ているし(距離も近いし…)
俺、男だし。
勝手に片想いしてるだけ。
…そう、絶賛片想い中の俺。
だから、特定の誰かとお付き合いする気になんて
とてもじゃないけどなれない。
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あかし(プロフ) - taekoさん» あまーーい！（byハンバーグ師匠）って感じでしたが…よく考えれば逆転歳の差という変化球でした…えへ。他にもSNさんなお話もあるので読んでってくださいませませ。コメントありがとうございますっ (2017年1月25日 22時) (
レス) id: a2aacb0a53 (このIDを非表示/違反報告)
taeko(プロフ) - あかしさん、あまーい！お話ありがとうございました。オトナになったしょうくん、この先店長の行動にどうなるのか？いっちゃえー！とsn担ながらも応援したいですよう。そしてあいばさん…。お疲れさまです。 (2017年1月25日 20時) (レス) id: 7194cb19fe (このIDを非表示/違反報告)
珠櫻(プロフ) - aoiさん» aoiさん、ご訪問ありがとうございます。豪華な作者様のお話はとても素晴らしいですよね！オムニバスはラストスパートなので、それまで楽しんでいただけましたら幸いです(#^^#) (2017年1月15日 10時) (レス) id: a60d445f6f (このIDを非表示/違反報告)
aoi(プロフ) - よく拝見させて頂いてる作品の作者さんが多くて、どのお話もとても楽しかったです。素敵な時間をありがとうございました(^ ^)Sさんの誕生日までまだまだ楽しませて頂きます！ (2017年1月14日 14時) (レス) id: d8d6835fa4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：チームMagnet
| 作者ホームページ：
作成日時：2016年11月26日 17時
