【ヒロアカ】ヒーローなんてブッ潰してやる。 (ページ1)

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Prolog ページ1

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『私、ヒーローになりたいっ！ですっ！』

そう答える幼い頃の少女

その隣には

「ハッ！Aになれる訳ねぇだろ！黙って俺に守られとけや！」

「ぼっ、僕も、Aちゃんの事守ってみせるよ！」

そう言う二人の少年

一緒に画面に映る三人はとても希望に満ち溢れていた

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「 A、何を見ているのですか？」

『！……嫌だなぁ黒霧さん。私これでも女の子だよ？ノック位して下さい』

着替え中だったらどうするんですか！と言う女に
すみません、と少し笑う体がぼやける霧の男。

『 _____これね、私が幼い頃幼馴染みと遊んでたらインタビューされた番組、youtube見てたら出てきたの』

「確かに、顔付きがAと似てますね」

『だから私だってば』

クスクスと笑う男は次の女の言葉を待った

『懐かしい。私もこんな事言ってたな～』

「 ______今からでもあちらに戻りたいと思いますか？」

場の雰囲気がガラリと変わったのがよく分かる。

まるでYESと言ったら今すぐ嬲り殺されそうな殺気

大半の人なら殺されたくないから首を横に振るだろう。

でも女は違かった。自らの意思で横に首を振った。

『まっさかぁ！そんな事思いませんし思いたくもありませんよ！』

そうおどけて見せる女は×マークを押してページを消す

暗くなったパソコンの横にはさぞかし楽しそうに笑う家族四人の写真立てがあった

女はそれを愛おしそうに撫でる

『アイツらは私の大切な家族を見ないフリして殺したんだ。

絶対に許さない。』

女の発した言葉は妙に重たく、その部屋に留まり続けていた

物語の幕は開かれた。

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