認識番号 6 ページ8
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レイside
「あれ？A、捕まっちゃったのかな？」
フィルがとぼけた声で周りを巻き込んだ。
懐中時計に目をやるとAとノーマンの一騎打ちが始まったのは5分前だ。
「(これはA、大口叩いたのに恥ずかしいやつじゃん、)」
一人ニヤつきながら皆の視線の先をゆっくりと辿る
そこには皆のいる木の方に走ってきているA
その顔は真剣そのものだ
_____どこかおかしい。
捕まってしまったなら普段のあいつなら笑って後ろ髪を掻きながら戻ってくるのに、
そしてチラリ、とAの後ろにノーマンも全速力で追いかけて来ている事に気付いた
「. . .違う。あいつ、あの何もない所で鬼ごっこする気だ」
ぼそり、と俺が呟いたところであいつら2人はその場で逃走と捕獲を繰り広げ始めた。
それに気が付いた全員が騒然となり、顔を見合わせたり声を出し始める
当然だ、鬼ごっこなら起伏や木などを使って逃げた方が捕まらない確率は大幅に上がる
これは血迷ったな、すぐ捕まる。
と思っていた矢先だった。
「わああ！Aすごーい！！」
「がんばれぇ！！！」
「全部、避けてる、、」
エマは呆気に取られた様子で言葉を零した。
そう、Aはノーマンの四方八方から来る手を全て避けているのだ。
しかも至近距離で。
細かい小回りで翻弄したり、たまにノーマンの方に走って行って少し怯ませたり
何の障害物もない、ノーマンを鬼にしたら逃げる側が圧倒的に不利な何も無い野原で、
それでAは20分間を逃げ回って魅せた
信じられない話だ。でもそれが今目の前で起きている。
「(驚いた。Aはこんなに強かったのか. . .)」
読んでいた本にしおりも挟まず閉じて、その鬼ごっこを見つめる1人になる
「あと何分？！」
「あと、5分！！！」
終わりの近付きをを告げるドンの声が外に大きく響いて反響する。
その声で他の遊びをしていた弟妹、そしてママまでもが、
家族全員で2人の戦いを見つめた。
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心(プロフ) - 続き楽しみにしてます！更新頑張ってください！ (2019年7月29日 21時) (
レス) id: 2141c8a0fe (このIDを非表示/違反報告)
ゆか(プロフ) - #続きを全裸待機 (2019年4月4日 13時) (レス) id: 90c23e84e0 (このIDを非表示/違反報告)
星雲 - すっごく面白いです！約ネバのアニメ観て、側転しようとしたアホは私です…(運動音痴なのに…)更新頑張ってください！ (2019年2月10日 10時) (レス) id: 856336a373 (このIDを非表示/違反報告)
ひにゃたこ - 面白いです！更新頑張ってください！ (2019年2月5日 23時) (レス) id: 2190e9e698 (このIDを非表示/違反報告)
しろ(プロフ) - オリジナルが入っていて見てて続きが気になります!!応援してます頑張ってください...!! (2019年2月4日 15時) (レス) id: e4e581fc0b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：とわ
| 作成日時：2019年2月2日 0時
