11話 回想 ページ12
「神戸…ルシフェルです…」
そっぽを向きながら自己紹介する
外国から来た子…とは聞いていたけど
顔は日系だった
女子の私よりもストレートの髪の毛に羨ましいなーなんて思う
「神戸は…Aの隣が開いてるな」
「…はい」
彼は不愛想な顔のまま私の隣に座る
「よろしくね!神戸君!」
「…よろしく…」
私に声をかけられたことによほどびっくりしたのか一瞬目を見開く
が、すぐに不愛想な顔に戻る
十分の放課
神戸君の周りにたかる人たち
「おまえマジでルシフェルって名前なのか??ww」
男子はそう彼をからかい
「男子んなこというなよールシフェル君に失礼ー!!」
神戸君がかっこよかったのかメロメロになった女子たち
「でなんでガーゼつけてんの??」
「!?」
男子がガーゼを触ろうとした瞬間っばっと手を払う神戸君
「…すまん、触られると痛いから…」
ケガしたんだ、と付け足す神戸君にごめんなルシフェルーって男子がしょんぼりする
私は前の席の女の友達と話をしながら聞き耳を立てていた
小学生とは思えないほど落ち着いた子だと私は思った
「ただいまお母さん…今日転校生の子が来て…ッ!!神戸君!?」
私のいえになんで神戸君が!?
い…家間違えたかな!?
「ここはお前んちだぞ」
「あ、よ、よかった…でもなんで神戸君が??」
「隣に昨日の夜引っ越してきたんだ、お前は寝てるみたいだったがな」
ご、ごめんなさい…
早寝がモットーの私ならしょうがないな…気が付かないのは…
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きりさ(プロフ) - 罪花さん» 頑張ります!!ありがとうございます! (2016年7月21日 3時) (レス) id: 4915ead904 (このIDを非表示/違反報告)
罪花(プロフ) - めっちゃ面白いです!初っ端から笑いましたww更新頑張ってください!! (2016年7月20日 20時) (レス) id: 048048a415 (このIDを非表示/違反報告)
きりさ(プロフ) - ぱーきんぐさん» そんな照れる…ありがとうございます! (2016年7月17日 5時) (レス) id: 4915ead904 (このIDを非表示/違反報告)
ぱーきんぐ - もっっと評価されるべき小説!! (2016年7月17日 4時) (レス) id: 5a659b4815 (このIDを非表示/違反報告)
きりさ(プロフ) - 夢さん» ありがとうございます!!頑張ります! (2016年7月17日 1時) (レス) id: 4915ead904 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:きりさ | 作成日時:2016年7月16日 22時