検索窓
今日:2 hit、昨日:6 hit、合計:60,577 hit

お礼 ページ40

玲於side




隼「やばい!」




その時にはもう俺の体は勝手に動いてた


そのままAを庇うようにして一緒に倒れた


照明が落ちたところを見ると床が見事に凹んでて
もし俺が動かなかったら…


あいつは怪我どころじゃなかったかもしれない



よかった無事で。





踊ってる時とかトレーニングの時はガツガツ感があって強い女性って感じのA


でも普段はのほほんとしてて天然で
触れると壊れるんじゃないのってくらい華奢な子









玲於「つーかまじ痛え…」

こんな時に何考えてるんだか

今はスタジオを出て廊下にあるソファに腰掛けてた



さっきの衝撃で元々痛めてた腰を悪化させたかも
でもまぁ守った代償ということで…







亜嵐「はい。」


亜嵐くんが来て差し出された物を受け取る


玲於「あったか…あざす。」


あったかいブラックのコーヒー


亜嵐「ヒーローじゃん笑」

玲於「ほんと危なかった…。」

亜嵐「だね。笑まぁでもあれポイント上がったね!」

玲於「ポイントって笑」







亜嵐「おっと、早速お客さん来たみたいだね。」

玲於「?」



亜嵐くんの方を向くと


玲於「A…」

亜嵐「じゃ、俺はこの辺で!」


そう言って離れた亜嵐くん




どうしようふたりっきりだ









A「さっきはありがとう。」

玲於「おう。良かったね、怪我なくて。」

A「はい、これ。」




渡されたのは湿布


玲於「なんで湿布?」

A「だって腰悪化したでしょ。」








お礼としてこれ貼ってって








ばかやろう









玲於「お礼ってこれだけ?」

A「え?」



玲於「これだけじゃお礼された気になんない。」




困るA
そんなAがまた可愛くて

もっと困らせたくなる



A「何して欲しいの?」


玲於「うーん…か。」


多分今俺は彼女になってって言おうとしたんだと思う


けど勇気がなくて言えなかった



A「なに?か?」

玲於「なんでもねーよ。あ、メシ。メシ行こうよ。」



Aと2人で行ったことねーし




A「分かった。奢るよ。」

玲於「や、それはいい。俺が奢る。」

A「なにそれー、お礼になってるの?」






充分なってる





俺の隣にいてくれさえすれば









A「玲於の持ってる飲み物なーにー?」

玲於「コーヒー。ブラック。」

A「ふーん…よく飲めるねぇ。」

玲於「お前お子ちゃまだもんな笑」

A「うるさいっ。」

変な感じ→←危機一髪



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.6/10 (42 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
167人がお気に入り
設定タグ:GENERATIONS , 佐野玲於 , 恋愛   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

おれお(プロフ) - 初コメント失礼致します! いや〜切ないですね(TT) 玲於くん主人公ちゃんの側にいてあげて欲しい!!と とてももどかしいような気持ちになります!ざくろさんのお話の展開、言葉選びすごく好きです!これからも読ませていただきます!頑張ってください! (2018年1月28日 18時) (レス) id: de2ff62a05 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ざくろ | 作成日時:2018年1月10日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。