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さよなら。 ページ34

大輝に連絡するのも
これがきっと最後だ


コールボタンを押そうとしたとき




業務連絡でLINEが来た


マネージャー『今日のお仕事午後になった!13時ね!忘れないように!』

A『ありがとうございます。了解です!』




尚更都合が良いかも


コールボタン押して耳に当てる



何度か呼び出し音がなった後



大輝『もしもし?』


出た…




久しぶりの電話





A『もしもし?久しぶり』

大輝『なんかあった?』

A『今から会えない?』

大輝『今からって俺長野…。』

A『中目黒駅で待ってるから。じゃあね。』




彼の返答も聞かずに切った


A「嘘つき…ばか。」




もういいんだ

吹っ切れた

私の目的はペアリングを返すこと、それだけ。





私は家を出て中目黒駅へ向かった






ー中目黒駅ー


着いて10分くらい経った時




大輝「A…」

A「久しぶり。」

大輝「ごめん。嘘ついてて。」

A「別にもういいから。私、これ返したくて。」




もう思い出だけのペアリングを渡した




大輝「…え?どういうこと?」

A「別れよう。」

大輝「なんで…?」







なんでってこの人浮気してるのに


なんでってこっちのセリフなんだけど…





A「知ってる。浮気してるの、」

大輝「それは、」

A「今更怒るつもりないよ。もういいの。」



会うつもりもないから。と呟いて

背を向けて歩き出した



大輝「待って!」


無理矢理手を引っ張られる


A「なに…?」

大輝「浮気してたのは本当にごめん。でも寂しかったから……。」




そうか

この人は寂しくてアキさんで埋め合わせしてたのか





それってアキさんにも失礼じゃない?





大輝「アキが東京に移動するって聞いて、Aに会えるかもしれないって思って来たんだ。でも実際こうなっちゃったから合わせる顔がなくて。」





私は彼の手を振りほどいた






A「もういいって。」





大輝「A…許して欲しい。」



呆れた…






このダメ男

浮気して

言い訳して


そんなことしてるんだったら







私は大輝に向き合って言った





A「今自分のそばにいてくれる人を幸せにするって約束するなら許してあげる。」



大輝「…約束する。」



破ったらただじゃ置かないから。




そう言って私は事務所の方へ歩いた

強がり→←自惚れ



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設定タグ:GENERATIONS , 佐野玲於 , 恋愛   
作品ジャンル:恋愛
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おれお(プロフ) - 初コメント失礼致します! いや〜切ないですね(TT) 玲於くん主人公ちゃんの側にいてあげて欲しい!!と とてももどかしいような気持ちになります!ざくろさんのお話の展開、言葉選びすごく好きです!これからも読ませていただきます!頑張ってください! (2018年1月28日 18時) (レス) id: de2ff62a05 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ざくろ | 作成日時:2018年1月10日 21時

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