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守り方 ページ28

玲於side



A『守るためにそんなことするの…?』




Aと関わりを絶ってから1週間経とうとしている

あの時からAが俺に聞いた言葉がずっと頭をよぎってくる




多分、俺結構間違ってるんだと思う

好きなのに

普通だったら関わりなんて絶とうとしない




でもあいつを守るために動いて最近思った



あいつを苦しめてるのかもって



俺が動いてるのをあいつは知らない

これ以上俺がいろいろ動くせいで逆にあいつに危害が加わるかもしれない


それが嫌だから俺は言った




亜嵐「最近Aちゃん見てないなーっ。どーしたのかなーっ。」

玲於「わざとらしい。」

亜嵐「また何かあったんでしよ?」

玲於「まぁねー。」

亜嵐「言ってみな?お兄ちゃんに。」



誰がお兄ちゃんやねん。


涼太「俺のキャラ取んなー。」


そんな声も遠くから聞こえる




俺は亜嵐くんにしか聞こえない声でAと関わらないことを言った



さっきまで笑顔だった亜嵐くんが急に眉をひそめて


亜嵐「バカだね…。」

玲於「わかってるよ、んなことー。」

亜嵐「それ余計にあの子を苦しめちゃうんじゃ?」

玲於「そんなはずねーよ。」



俺がいることで逃げ道になると思ってたけど実際行き止まりにさせてるんだ


いない方がまし。



亜嵐「玲於はそれでいいんだ?」

玲於「どういうこと?」

亜嵐「好きな子から離れて。」

玲於「別に。」



いい訳ない


本当は離したくねーよ


あいつに言った時怖かった


もう終わっちゃうんだって


初めてまともな恋愛してるって思って


あいつのこと大好きなのに


大切にしたいのに



玲於「この気持ちは俺だけでいいの。」


亜嵐「玲於…。」




俺は亜嵐くんに背を向けて









玲於「これでいいんだ。」

Happiness会→←私には



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設定タグ:GENERATIONS , 佐野玲於 , 恋愛   
作品ジャンル:恋愛
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おれお(プロフ) - 初コメント失礼致します! いや〜切ないですね(TT) 玲於くん主人公ちゃんの側にいてあげて欲しい!!と とてももどかしいような気持ちになります!ざくろさんのお話の展開、言葉選びすごく好きです!これからも読ませていただきます!頑張ってください! (2018年1月28日 18時) (レス) id: de2ff62a05 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ざくろ | 作成日時:2018年1月10日 21時

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