なんで ページ26
…
何話そう…。
しばらく間があって
立ち尽くす2人
静まりかえった廊下
玲於「あのさ、これ、」
玲於が差し出したのは
大輝とのペアリング
私がれおに投げつけてしまった
A「あ…ごめん。ありがとう。」
玲於「あとさ…。」
A「うん…?」
玲於「ごめん。」
玲於は深々と私に謝った
いつも平謝りする玲於なのに
A「え?」
玲於は俯いて
玲於「Aの気持ち考えずに本当のこと言って、後々考えたら今言うべきじゃないって思った。」
A「いや…。」
玲於「今回、俺も協力したいって思ってやってたんだけど、結果Aを傷つけたし…今までも沢山傷つけたし…正直迷惑って思われてるって分かってるし。」
A「そんなこと、」
思ってないよって言おうとしたけどそれを玲於が遮った
玲於「だから俺Aと関わらないようにする。」
え?
なんで…
A「ちょっと待って意味わかんない!」
玲於「お前を守るため、だから。」
A「守るためにそんなことするの…?」
玲於は私の質問に答えずに
玲於「じゃあな。」
離れて行ってしまった
A「玲於!」
呼んでも振り返らなかった
その背中は何故か寂しそうだった
なんで…
こんな近くにいてくれたのに
あんなに馬鹿みたいにお互い騒いで
愚痴だって言いあえた仲だったのに
納得いくわけない
そんな風に思ってたの?
なんで守ろうとしてくれてたの?
守るために私から離れるの?
まだ聞かなくちゃいけないことが沢山あるのに
わかんないよ…。
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おれお(プロフ) - 初コメント失礼致します! いや〜切ないですね(TT) 玲於くん主人公ちゃんの側にいてあげて欲しい!!と とてももどかしいような気持ちになります!ざくろさんのお話の展開、言葉選びすごく好きです!これからも読ませていただきます!頑張ってください! (2018年1月28日 18時) (レス) id: de2ff62a05 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ざくろ | 作成日時:2018年1月10日 21時